偏差値70の俺の異世界転生記 ~偏差値高くても大変です!~
鮫の歯
偏差値1 転生(前半)
「うーん。」俺は目を覚ました。見たことのない天井、部屋。
ここはどこだ?なぜ俺は寝ているんだ?
確かーー
現代、大阪。 俺は
成績は学年8位。全国模試では偏差値70だ。 自慢じゃないぞ?
朝8時登校 夕方5時まで授業 そのあと3時間強制自習 結局12時間学校にいる。
ブラック企業ならぬブラック学校だ。
ここまできついからここまで成績が上がったんだと思う。よく頑張ったわ。俺。
今明日の小テストのためにたー〇っと1900を読んでいる。
「見つけた!」
ん? うるさいな。まあいい、えっと、singularity「非凡」 ignore「無視する」・・・
「やーっと見つけたよ! じゃあいっくよー!!」
何だ? 電車の中なのにうるさいな。マナー守れ!ていうかどこに行くんだ?
と、思った瞬間目の前が真っ白になった。
「あ、起きた? ん?起きた、でいいのかな?」
目の前に可愛い女の子がいた。結構着飾っている・・・
「ここは、どこだ?」
「ここは世界の狭間?みたいなとこだよ~」
世界の狭間? まあ、確かになんかピンク色のもやもやが漂ってるし、そうなのかなぁ・・・
「おまえは誰なんだ?まさか神様とか?」
「おお~ 正解!私はパンドラで~す!」
「パンドラ? ああ、世界に希望以外の悪を広めたという?」
「おお~!またまた正解!そうでーす!パンドラボックスを開けちゃったパンドラで~す!」
確かなんかの神話に出てきたよな。まさか本当にいるとは・・・
「てかなんでそのパンドラ様がこの世界の狭間にいて俺はここにいるんですか?」
『お、偉いぞ。ちゃんと敬語使うなんて。えーっとね。いまね、わたしはあなたの世界ともう一つの世界
の管理をしているんだよ。」
「で、だからなんで俺がここにいるんですか?」
「君にもう一つの世界を救ってほしいんだよ!」
「はぁ?」
パンドラの説明によると彼女の部下がもう一つの世界が滅びるところを予知したらしく、それを防ぐために
強い人を呼ぶことになったらしい。だが、そこまで強い人がいなっかたらしく「強い人を作る」ことになったそうだ。
「強い人を作る?どうやって作るんですか?まさか修行とか?」
「違うよ。ここは世界の狭間。魔力の元がたくさんあるんです。それを今あなたの魂に吸収させてるんだよ。」
「魔力?吸収?どういうことだ?」
「今あなたは魂の状態なんだ。で、あなたの世界の魂は魔力を吸いやすい性質なんだよ。」
「魂?俺死んでる?」
「うん!死んでるよ!」
「まじかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
え?俺死んだ?いつ?あ、さっき真っ白になったときか?生き返れないのかなぁ・・・
「あ、生き返れないよ?さっき私が魂をひきぬいたからねぇ。肉体は電車の中で死んでいるよ?」
「勝手に人をころすなぁぁ!!なんで俺なんだぁぁ!まだやり残したゲームとかまだ読んでいない漫画とかあったんだぞ!」
「大丈夫だぞ!君にいってもらいたい世界はね、剣と魔法のファンタジー世界なんだよ1たのしそうでしょ!」
「楽しそう!殺したの許す!」
「変わり身はやいね・・・ じゃあ納得してもらったから転生してもらうね!」
「魔力の吸収はいいんですか?」
「さっき吸収しやすいって言ったでしょ?もう君の魔力量は私たち神とおなじぐらいだよ?」
「そ、そうなんですか。 そういえば聞くの忘れてましたけどなんで転生するのおれなんですか?」
「いやぁ,神レベルの魔力を渡すのは馬鹿な人じゃダメでしょう?しかも世界を救えるやる気がいるし、 あと、魔力を保つ強い精神力がいるんだよ。あなたは進学校に通ってるし、ゲームとか漫画とか好きだし、
ブラック学校に通える精神力を持ってる。条件にぴったりだったんだよ!」
「前途有望な若者を殺すとか思わなかったんですか?」
「それは、まあ、第二の人生で活躍できればいいかなって・・・」
「まあいいですよ。死んでしまったのはしょうがないから転生しますよ!」
「ありがとね!じゃあもう一つの世界にいくよー!」
パンドラがそういった瞬間、目の前が真っ黒になった。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます