無題1

葵 一

友に捧ぐ詩

我 感ず


彼を想ひれば

旅立ちに添ゆる華なく


尽きやらぬ想ひに言葉足りず


戻らぬ過の時を幾つも浮かべ


心 虚ろなる埋まらぬ白に

ただ 永に持ち生きゆるのみ







我 行す


時 満ち足れば

彼に送りたるは魂の重ね


届けたる想ひに未だ心足りず


貰いたる過の時を幾つも抱え


心 理をもって彼を忘れぬままに

ただ 永に持ち生きゆるのみ


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無題1 葵 一 @aoihajime

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