異常図書138F-5-4[地球の死期]

分類:人格版画

人気推定値:929vol

状況:大半の掲載物・原稿の焼却 制作関係者行方不明

発見時の脅威:洗脳/緑 軽微な行動の強制

更新時の脅威:洗脳/赤 致死傷性異常行動

現在の脅威:洗脳/黄 中度の再拡散の危険


作品の概要

 1995年5月に████社から出版された、環境破壊、公害について扱った啓蒙書。全7章からなる。


異常の発現1

 7章を読み終えることで異常を発現する。被害者は緑化活動への欲求を感じ、観葉植物の購入や、花壇の整備等を始める。


発見と対応1

 園芸ブームとして放置。


調査保留

 異常図書138F-5-4は脅威度が低いため、詳細な調査を保留。

 ↑間違いだった!


異常の発現2

 1998年5月、全国各地で人家が襲撃を受けて放火、破壊され、巻き込まれた███人が死傷する事件が発生した。

 この事件の調査で、異常図書138F-5-4には繰り返し影響されることで緑化活動への欲求が、人類生活圏の破壊欲求へと悪化する性質があることが判明した。


発見と対応2

 回収を行い、掲載物、原稿を焼却したが、時間が経過してしまったため、回収漏れしたものがどこかで眠っている可能性が高い。


異常発現の原因

 7章にのみ施されている蔓草模様の装飾に使われているインクから、未知のアルカロイド成分が検出されている。

 異なる色で印刷されている文字からも同じ成分が検出されており、これによって内容を被害者に強く意識させているものと思われる。


現状

 園芸ブームと人家への破壊活動事件を注視し、再拡散を警戒中。

 ████社には意図的に異常図書を制作をした強い疑いがあり、調査が行われたが、異常図書138F-5-4の中心メンバーは既に退社して、行方不明になっていた。当時の資料が破棄されており、何人いたのか、なんという名前だったのか、何も掴めていない。

 また、筆者は異常図書138F-5-4について、████社が雇ったゴーストライターが書いたものだとして、関与を否定している。

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