異次元で恋した話。

たっきー@元の垢使用不可

プロローグ(兼第1話 ~始まり~)

──朝。

俺はいつもどおり、ベッドから降り、着替えを済ませ、リビングへと出る。

母と目が合う。

母「おはよ。エンフィールド。」

俺「・・・おはよ。」

まだ少し眠気が残っており、とてもではないがしっかりとした返事など出来ない。

机の上に置かれている朝食を食べ、歯磨きを済ませる。

学校に行く用意をする。

学校指定のカバンに、教科書などを詰め込む。

俺「行ってくる。」

母「気をつけてね。」

それで会話は終わり。

父はまだ寝てる。

ほっとこう。

家のドアを開け、自転車にまたがって、駅へと向かう。

自宅から駅まで、そう遠くはない。

朝の風を浴びて、今日も学校で友だちと話したりする──はずだった。

駅への道の途中、大きな穴が空いていたことに気づかず、

自転車ごと落ちてしまった。

俺「──痛てぇ・・・」

なんとかカバンがクッション材になり、骨は折れてはいないようだ。

居場所を確認するために、携帯を取り出す。

俺「・・・はっ?!」

ふと見ると、携帯は圏外表示。

さすがに、穴に落ちたと言えど、こんな都心部で圏外だと?

おかしいだろ。

・・・まぁ、あいにく、電池は残っているようだ。

俺「・・・とりあえず、辺りを探索するか・・・」

俺は、探索を始めることにした。

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