第49話 温泉町の植物園と水族館の準備
温泉町リゾート計画から数か月が経ち、博物館や図書館や遊園地は営業を開始した。
まあ、グランドオープンではないけどね。
温泉町の植物園と水族館も建設は進んでいる。
植物や魚は落ち着くまで時間がかかるからね。
ゆっくり丁寧に整備している。
両方とも温泉の熱を利用して温室で温暖な地方の植物の栽培や暖かい地方の魚類の飼育を考えている。
問題はそれらの輸送だ。
無事に輸送するための方法を考えなくてはいけない。
そのための魔道具と魔法薬をカオリさんたちと開発している。
温度を保つ水槽や簡易式温室や移動のストレスを軽減する魔法薬。
魔法薬は水を創る能力の応用で開発しているが時間がかかっている。
「転移で持って来れないの。そうすればストレスも少ないよね」
確かにそうだ。
でも、行くのは私たちじゃないのだけど・・・・。
先の話だけど私たちで取りに行く方がいいかな。
そういう事で移動のストレスを軽減する魔法薬の開発と運搬用の大きな転移門と台車の準備を丁寧に行うことになった。
植物園と水族館の建物も8割がた完成してこの地方の植物を中心に植え付けも終わり全体的にも徐々に進んでいる。
あと3ケ月ぐらいで第一期のオープンができるかな。
早く温泉町の観光施設を充実したいね。
遊具だけでなく文化的な面の楽しい施設を。
だが焦っては駄目だ。
植物や魚たちが落ち着くまではオープンはできない。
温泉町への観光客や住民も徐々に増えているがまだまだだ。
今の人口は3000人を超えている。
学校の準備も順調に進んでいる。
5月になり学校が開校すればさらに人口は増えるだろう。
それに対して観光客の伸びは2カ月前あたりから停滞している。
遊園地の拡張ももうすぐ完成予定。
そうすれば観光客が増えそうだが植物園と水族館に期待している。
こちらの方が温泉町のリゾートの起爆剤になると思っている。
不発だと困るけど・・・・・・。
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