花火
@hayuu
題
心は 鮮やかな色をして 炎のように揺らめいて
ゆらゆらと 赤 緑 黄色 色々
土を噛まされるような 悔しさや
湿り気を含む倒木の 無力感
俺の歩みの その意思は
どこへ行った
腐敗し 流転してゆく感情たち
悲しい悲しい と 誰が助けてくれるでもない
宇宙の隅に棄ておかれたような 寂しさ
闇に包まれる 恐怖
しかし 俺を生かすものはそこにある
そこからじっと俺を見つめている
思い出されて 花火のように鮮やかな思い出
パチパチと 様々 思いを遂げてゆく それは美しく
ああ やはり散らねばならぬ
この俺自身の愛のために 誰かを強く愛しているからこそ
散らねばならぬのだ
花火 @hayuu
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