君想曲―夕奏―
あの時夕日色の部屋で
眺めた君の顔を今でも
鮮明に思い出せるけど
どうしても聞きたくて
たまらない心にしみる
あのメロディー今さら
悔やんでも遅いけどさ
写真だけだと意味ない
君の旋律も閉じ込めて
残しておくべきだった
君の音を聞こうとして
鍵盤に指をのせてみた
拙い音が部屋に響いて
やっぱり君じゃないと
ダメだなと独り笑った
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