片恋色の詩
つっきー
Works:187~片恋色の詩詠い~
何も残せない
そう思っていた
だから、僕は詩を詠うよ
僕だけの詩を
何も遺らない
そう思っていた
だけど、僕は詩を詠うよ
僕だけの詩を
言の葉を並べ
紡ぐ
月の綺麗な夜を目指して
片恋色の詩を詠うよ
届けばいいと思う
届かなくてもいいいと想う
思と想の隙間
詞と奏の狭間
黒色から始まり
恋色にはなりきれない
そんな片恋色の詩
それでも、僕は詠うよ
振り返ったその時に
僕の歩んだ道だと
これが刻んだ証だと
そう言えるように
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