第2話:最初の職業を決め、初バトル!

「さあて、職業の前に名前を決めよう」

ミントっと。

とりあえず名前は決まった。

「早速職業決めをしようかな。」

沢山ありすぎるなあ、どうしよう。

賢者、ソードマスター、スナイパー・・・

暗殺者なんかあるのか。

「とりあえず決定か。」

初めてのVRゲーム・・・楽しみだな。

アバター設定できるのか。

適当にかっこいいようにせっていしようかな。

そう思い適当にポチポチとキーボードを打っていく。

「完成。かっこいいかな、これ。」

みんなからかっこいいと思われなくてもいいか

別にゲームだからな、うん。

このゲームは基本自由だ。

一対一どもオンラインバトルだけじゃないんだ。

とりあえず操作方法がわからないからチュートリアルやろう。

思った通りに進み動く・・・なるほど。

「難しく考えなくてもよさそうだな。」

ちょっと動いてみようかな。

あ、やべっ。

人にぶつかてしまった。

「あ、ごめんなさ・・・」

相手「てめえ誰にぶつかってんだよ、おい。」

「ごめんなさい!」

ヤバイヤバイ、これは死んだわ。

初めてやったゲームで死ぬのか・・・

不運だな、うん。

相手「こちらこそごめんな。怪我ないか?」

・・・え?


「あ、はい。大丈夫です・・・すいませんでした」

相手「いいって、でもちゃんと前見ろよ?」

「はい・・・」

まじかよ。めちゃくちゃ優しいじゃねえか!

人は外見で判断しちゃいけないんだな。よくわかったぜ。

服つかまれて殴られるかと・・・

でもちゃんと注意して歩こう、そうしよう。

みんなも気を付けてね!

あ、そうだ。あの人と試合してみようかな。

「あの、ちょっといいですか?」

相手「おう、なんだ?」

「僕と戦ってくれませんか?」

相手「おっ、いいぜ。ちなみに、君の職業は?」

「僕は暗殺者です。あなたは?」

相手「俺は賢者兼ソードマスターだ。」

兼?兼業できるのか。それは初耳だ。

「兼業できるんですか?」

相手「知らなかったか?まさか始めたばっかか?」

「実はそうでして・・・お手柔らかにお願いします。」

相手「まあ、がんばれよ。お前さん、この試合が始めてだろう。このゲームは簡単だから、安心しろ。」

「わかりました。ちなみに、どこで戦うんですか?」

相手「そこもわからないのか。こっちだ、連いて来い。」

「わかりました。」

この人頼りになるな。

歩いていくこと一分。

相手「ここだ。」

ここ?闘技場だよな。

「ほんとにここですか?」

相手「ああ、ほんとだ。この闘技場の受付でバトルができるぞ。バトルポイントごとにランクがあるんだ。ランクが上になるほど強い奴と戦えるぜ。」

「ランクはいくつまで?」

相手「最高ランクがSだ。そこからA、B、C、Dとあるぜ。最低ランクがDだ。」

「てことは今のランクはDですか。それでは戦いましょう。」

相手「ちょっと待った。まずフレンドになってからだ。オンラインならフレンドじゃなくてもいいが、友達とかとやる時はフレンドになってからな。それじゃあフレンド申請するな。」

ピロリン

おっ、フレンド申請来た。承諾と拒否があるが承諾を押すんだよな。

「承諾しました。フレンド一覧にミントと言う名前があれば大丈夫です。

相手「ミントな。えーっと・・・お、あったあった。それじゃ、よろしくな」

「お手柔らかに、お願いします」


自分の中でおさらいをしておこうかな。

自分が思った通りにうごくんだよな。

もうちょっと練習したかったな。でももう仕方ない。

さあ、バトルの始まりだ!



相手はソードマスターだったよな。

どんな戦法でくるんだろうか。

必殺技とかはあるのだろうか?

とりあえず目の前の敵を倒すだけ。

しっかしやっぱ怖いな。でもドキドキする。

フィールドはかなり広いんだな。

相手はどこだ?全然見当たらないんだが。

本当に大丈夫なんだろうな。

足音が聞こえる・・・よく耳を澄ませ・・・

後ろっ!

振り返った時に剣が振りかぶっていた。

これは避けれる!

思った通りにちゃんと動いてくれたな、安心した。

とりあえず後ろに下がろう。

相手に間合いを詰められないように、身構えておこう。

思った通り、強いな。だが、簡単にやられるわけにはいかない。

相手が攻めてこないならこっちから仕掛けてやる。

相手に向かって走り出した途端、相手が火の壁を作った。

あのまま突っ込んでいたら死んでいたかもしれない。

このゲームはHPがゼロになったら相手の勝ち。

気を付けて近づいて・・・殺す。

この作戦で行こう。

暗殺者は何ができるんだ?

どんな能力を持ってるんだ?事前に調べておけばよかったぜ。

そんなことはどうでもいい。さっさと殺す。

短刀ってあるのかな?あったらそれで首元切るけど・・・

お、あったあった。作戦実行。

相手(強いかと思ったら、ほんとにただのガキか。期待した俺が馬鹿だった。さっさと殺そう)

とりあえず息を殺して潜伏しよう。相手が出てきたところを短刀でサッと。

相手(なんだ?どこ行った?とりあえず出てみよう)

もっと近づいてこい。

・・・今だ!

短刀を手に取り相手の首に向かって一直線に飛ぶ!

が、しかし。相手はそれを予測していたかのように回避しやがった。

相手「だろうと思ったぜ!捕まえれたからこれで潰してやる!」

「バカが、捕まることなんか想定内だ!まずはお前の目をいただく!」

足につけていたナイフで目を切りつけて視界を奪ってから首を切る。追撃を忘れずにちゃんと計画は立てておくべきだ。

相手「まさか、そこまでは想定してなかったぜ・・・だがまだまだだぜ!」

相手の切り替えしが早く、振りが弾かれてしまった。

相手「なかなかやるじゃねえか。なら、こっちも本気で行かせてもらうぜ!」

今までのは本気じゃなかったのか?!なんてやつだ・・・

「ようやく本気か。本気出すならこっちだって!」

相手は近距離で攻撃をし、後方に飛び魔法を繰り出してくる。

相手が後方に飛んだ隙に一気に近づき決める。次は避けさせない。

足に短刀は仕掛けないが足を先に出すことで注意を引く。

その後に片手で持っていた短刀を目か首を切り付け残りは・・・

その時の自分に任せよう。

相手の動きをよく見ろ・・・タイミングを見極めるんだ・・・

・・・ここだ!

思いっきり突っ走り、相手の魔法攻撃をかわし、第一の攻撃蹴りを決める。

その後短刀で相手の目を切り付ける。

ここまではうまくいった。問題はここからだ。

相手は現在目が見えない状態だ。追撃は・・・

殴打から撲殺か短刀で首元を切り付けるか・・・

自分が思った通りに動くんだよな。

うまく決まればこれだけで倒せる。

相手のみぞおちに膝蹴りを入れ、顔にも膝蹴り。

相手が弱ったところを殴打する。

すべて殺意をもって一発一発重く!

殴打の時に本気で殺意を込めて!

実行してみよう。

まずはみぞおちに膝蹴りを入れる。

次に顔に膝蹴りを入れる。

最後に本気の殺意を入れて殴打を繰り出していく。

相手の体力がどんどん削れてく。

最後の一撃!!!

相手の体力がなくなった。

俺は勝ったんだ。

【WINNER!ミント!】

「よっしゃああああ!!一時はどうなるかと思ったぜ!」

受付のところまでかえって相手と話そう。

「今回はありがとうございました!」

相手「お前やるな!こっちも勉強になったぜ、ありがとよ」

そういえば

「名前聞いてませんでしたね。いまさらですがお名前は?」

相手は笑い出した。このタイミングだからか?

???「俺のことを知らないとは、ほんとに初めてみたいだな。」

そんなに有名な人なのか?なおさら気になってきた。

「で、名前は?」

???「俺の名前はアキラってんだ。」

「アキラさんですか。よろしくお願いします。」

アキラ「なんだ改まって。いやぁしかしありがとよ。あんたすげえや、視聴率跳ね上がったぜ。」

・・・ん?視聴率?まさか。

「今さっきの戦い配信してました?

アキラ「ん?そうだぜ、配信してた。あ、いってなかったか。」

「言ってませんよ!びっくりしました!」

アキラさんはごめんごめんといった軽い感じで謝ってきた。

「はぁ。もういいです。でも、ありがとうごいました。」

アキラ「これから配信するとき来てくれねえか?いいスポンサーも紹介してやるぜ。」

スポンサーだと?!それはうれしい!

「わかりました。一応学生なんでたまにになってしまいますがいいですか?」

アキラ「ああ、いいぜ。その強さで学生か。ますます気に入ったぜ。これからよろしくな。」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

最初はどうなるかと思ったがこれからたのしくなりそうだ。

これからが楽しみだ!




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