カクヨム覚書

仁野久洋

カクヨム甲子園2018ポエム

 急に思い立ったのでエッセイ作ってみた。きっかけは「カクヨム甲子園2018ポエム」。面白い企画だなーって思ったので、早速ツイートしてみましたん。あ、ツイッターの名前は「峯みると」なんですが。


 しかし、面白いなー参加しよーと思っていざポエム書こうとしたら、「……ポエムて何?」ってなりましたん。そりゃそーです。だって書いた事無いですもん。小説はね、ライトノベルメインですけど、今までに結構たくさん書いて来ましたし、完結作もあります。すんごい長編もあります。カクヨムにはアップしてないですが。


 でも、そんな経験、ポエムには役立たないんじゃないかなーと。イメージだけですけど、これは全く違うモノじゃないかなーと思い、ちょっと調べてみましたん。そしたら、やっぱり全然違くて。有名な詩を読んでみましたが、ちょっとびっくりする事もありあり。


「みんな違って みんないい」


 なんてフレーズ、聞き覚えありましたけど、これ、どっかの企業のCMコピーだと思ってました。が、金子いすゞ先生が書かれた詩の一部だったのですねー。知らなかった。詩を読むような柄じゃないですからね、僕。そんなの読んでる男なんて「しゃらくせえ」なんて吐き捨てたくなる人種だし。でも、考えを改めました。詩、凄い。


 日本には俳句や川柳もありますが、詩はもちろん違うモノ。そして、ポエムは当然外来語。じゃあ、これらは何が違うのかなーと、もうちょい調べてみましたが、すぐにやめました。


 歴史あり過ぎやねん。どんだけ遡らなくちゃならないねん。分かった頃には詩の権威とか呼ばれるようになってるわ。文字の無い時からあったかもとかおかしいやろ。


 まあ、ジャンルなどミステリ、サスペンス、純文学にラノベなどと同様、境界は曖昧で例外枠外はなんぼでも存在しますから。これは作品例を読んでなんとなーく雰囲気掴むくらいで書いた方が自由にやれると判断した次第でしたん。うん、調べるの面倒くさかったというのはある。本音。


 しかし、共通するのは「密度」ですかねー。少ない文字数で表される情報量が半端無く、読むと脳内に情景や気持ちがぶわわわわ、と広がります。読むのに数秒。が、そのカタルシスはともすれば一生残りそうなインパクト。これが「詩」か、と鳥肌立ちました。


 小説ならば一万文字も二万文字も、三百万文字も使って読者に任意のカタルシスを励起してもらうわけですが、詩はそれを、ヘタしたらたった100文字未満でやっちゃう、と。


 うん。無理。天才かよ、詩人。


 という、勉強になったなー、みたいなひとり言。でも、何でもやってみるのはやっぱり楽しいものですねー。下手でもいい。自己満足でいい。それが誰か一人にでも喜ばれ、認めてもらえればもっといい。


 僕はこれからも、細々とでも書いていきたいと、そう思ってしまうのです。



         2018.6.16 峯みると

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