のうりん! 感想を書く

中田祐三

1巻感想 いけないベッキー先生と僕。

 皆、聞いてーーーーーー!


  今日は朝からアンニュイで~、小鳥さんたちがちゅんちゅんと『早く死ねよ』って言ってるみたいに元気だから、オイラ布団に入り天井見上げながら『世界なんか滅びればいいのに』とかリアルで呟いてたの~!


 でも~、この間頑張るって宣言したからとある動画サイトを開いて最近始まった某アニメを見ることにしたんだよね~。

 

 そしたら~超おもしろかったの~、だからオイラ一話と二話を見終わった後に原作を買いに行ったの~! 


 あっ!でもね、お金厳しいし、とりあえず一巻だけ買うことにしたんだよね~。 

 

 だって、ほらこれで全巻レジに持っていったら~、店員さんに~


『はっ? なにこいつ、超キモいんですけど』とか思われたら嫌だし~、なんかいらっしゃいませが脳内吹き替えで『早くあの世にイッテらっしゃいませ~!』って聞こえるから~、オイラそんなこと言われたら悲しくて頭が沸騰しちゃうよ~~~! 


 ってなるから~、太陽がオイラを追いかけてくるのを避けて早速自宅(通称穴倉ハウス)に戻って読んだの~!


 そしたらね!そしたらね……………………………………………………………

落ち込んできたんだよね。


 うん……まあ、面白いんだよね……すごく……。


 アニメよりも原作の方が何倍もぶっ飛んでる作品は始めての体……あっゴメン、バージン体験だったんだよね。 


 あっ、ちなみにオイラは昔、内視鏡検査で大腸の入り口まで機械を入れらたことがあるから……後ろは……もう……バージンじゃないんだ……ゴメンね。


 とりあえず悔しいから、オイラと同じ感性を持つ同士にこの気持ちを味わせたいし、悔しいからこれを読んだ人間が原作を読みたくなるような感想……書くね。 


 とりあえず今度の休みに風呂掃除のついでにサラダ油買ってくることにしました。



 追伸 今日も僕は小説家いてます。




 1巻 感想


 『妄想絶つべし!』  

 

 はい、とりあえず今から感想始めま~す。 今までのは前振りです。

 

 前振りの段階で読むのを止めた方は僕がJCだったときに見に行った某有名作品の劇場版(25話)を見た時点で帰ってしまった早漏カップルくらいのそそっかしさだと思います。


 まあ前半の鬱展開で見る気が無くなったのかもしれませんけどね。 



 ところでみんな踏まれるのと足でされるのはどっちが好き?

 

 えっ? のうりん一巻の感想じゃないのだって?


 うん そうなんだ……とりあえずこの質問に答えてもらわなければここから先には進めないんだ。 


 とりあえずこのコーヒー牛乳はオイラのおごりだから飲みながら紳士に決めてみてくれ。


 君が決めるまでオイラはいつまでだって待つよ そう……いつまでもだ。


 ……………………もう決めたかな? それじゃ感想をはじめるとしよう。

 

 あっ、俺は踏むほうが好きですとか足でする方が好きな人は、どっちをやりたいかで決めてね。


 あっ! オイラは足でされる方が好きです。 もっと具体的に言うと(自主規制) 


 決め手はあの挿絵だったね。 


 シチュエーション自体はまあ、よくあるし、理解できなくもない人は多いと思うんだ。 


 ほら、やっぱり支配する側より支配される側の方が多いしね。


 さらにそれが幼馴染で巨乳で素朴な田舎娘ってどこまで俺の心を打ち抜くつもりなんでしょうかね? この作者は。


 もちろんおっぱいに貴賎は無い。 君達はこの名言を知っているかな?


「大きいおっぱいには夢が詰まっていて、小さいおっぱいは皆に夢を与えている」

 

 うん! まさに至言だね。 


 おっぱい博愛主義者のオイラもこの名言を考えたやつと一杯のバーボンで語りあかしたいくらいだよ。


 おっとまた脱線してしまった。


 そしてまたこの幼馴染というのがただの幼馴染ではないんだね。


 なんというか母親代わり? 


 そう、この作者は幼馴染という使い古された設定に一つエッセンスを加えたんだね。 


 まあ工夫だよね、こういうのは。 ちなみにアルファベットで書くとKUFUだね。


 ところがどうだい、このある種の劇薬になりかねないこのエッセンスによって作中の二人の関係を更に深めることもできて、なおかつギリギリのところで踏みとどめられる要因にもなっているんだ。

 

 つまり幼馴染で母親代わりである以上、通常の幼馴染を超えたスキンシップをしても『家族みたいなものだから』という免罪符が与えられるんだ。


 そして『家族だからこそ』 いやお前らすでにヤッててもおかしくないよね?

 いくらあこがれのアイドルがいたとしてもリビドーの化身である思春期のGUYがやらないわけないよね? という当然の感想を『母親代わり』というもう一つの側面がそれを防ぐ。


 ……いや、だってね? リアルマザーファッカーはレベル高すぎでしょ?


 そしてこれは『母親代わり』であって『母親』では無い以上、いわゆるムフフな展開を書いたときに、『母子相姦』というある種の背徳感を演出することが出来るんだ。


 これは義妹だから大丈夫!やパンツじゃないから恥ずかしくないもんに匹敵するようなコロンブスの卵的発想だと思う。 


 実際に作中でオイラのそんな妄想を刺激するようなシーンがあるから、もうたまらない。


 もちろんこの作品の売りはそれだけじゃない。


 かなりパロディが多く、そういうのが嫌いな人間には受け付けられないかもしれない。 


 いわゆるネットに耽溺している層にしかわからないネタが多いが、そもそもこの作品を見ている以上はネットに頭の奥まで浸透されているだろうから、その点については問題ないだろう。 


 まあ一部古いネタもあるけれどね。


 オイラは久しぶりに小説読んで大笑いしたよ。 笑ってしまったらもう負けだよね。


 だが受け入れがたい部分もある。


 それは『パンツは見られた瞬間にパンツではなくなる』という思想だ。


 これはあまりにもDT(DOTEI)染みた結論だと思う。


 これは惜しい、非常に惜しい結論だ。


 そこに向かうまでの理論があまりに美しく、説得力があったというのに、この結論はその積み上げていた理論に対してあまりにも理想が低すぎる。


 もちろん十代がメイン読者である以上、装着している状態のパンツを見ることはパンチラ以外に表現することが出来ないのかもしれない。


 あるいはハプニングパンツくらいだろう。


 だが作中の『農業の抱えるジレンマ』について登場人物が希望を込めていった言葉を引用しつつオイラも読者に対する希望を語ろうと思う。


『動物によって作物が荒らされる事実の前には、まだ理想論に過ぎないかもしれないが……その理想こそが農業を発展させてきたことも、また事実だ。理想なきところに成長は無い。お前のその言葉、大切にさせてもらう』  


『女の子のパンツを脱がすというようなリア充的なことの出来ない多くの読者という事実の前には、その結論は妥当なのかもしれないが……その性的衝動こそが恋愛や行動、成長を促してきたことも、また事実だ。理想なきところに成長は無い。この言葉、大切にしてもらいたい。』 


 そして最後に酔った勢いで友人に電話して今までのようなことを熱く語ったときの友人の言葉でこの感想を閉めたいと思う。


「ば~~~~~~~~~~~~~~っかじゃないのか?」



 追伸 それでも僕が一番好きなキャラはベッキー先生です。(だが恋愛的な意味でとは言っていない)


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