二十六 街に到着

途中で、モンスターに、出会うと言うハプニングがあったが、冒険者の人達のおかげで、街に到着する。あの後だが、モンスターとは、あれっきりしか会う事がなく、すんなりと街に来れる。

「綺麗な街ですね」

「フルグルちゃんは、街はじめてなのね」

「はい、今いる所以外の所行った事がないです」

「フフーン、私は、これで、三度目なのだよ、とあぶないあぶない」

 絶対に、弟君おとうとくんとか言いそうになったに、違いないな……。

「何か、危ない事でもありましたか?」

「ちょっと嬉しくて、はしゃいじゃっただけです」

「もう少ししたら、一時的に、お別れね」

「また、帰りの際は、宜しくお願いします」

「「テスト頑張ってね」」

「はい、頑張ります」

 街の付近で、馬車から降りて、冒険者の人達と別れ、街を見て回る事になり、歩き始めた。

「お母様、ここは、凄く賑やかですね」

「そうね、フルグルもはじめて着た場所だから目移りするばかりでしょ」

 自分の街と違って、見るのがはじめてなのと、見た事無いものが、いっぱいあった。

「はい」

「あっ、あの人が、耳がついてます」

 ピクピク動いていて、可愛いなぁー。

「フルグル、人間以外見た事無いものね、今のは、猫族の人達よ」

「耳と尻尾凄いなぁー」

「フルグル、耳と尻尾つけてあげようか?」

 なんか、尊敬できる、お姉様みたいな事を言ってきている。

「え、僕もあの人達みたくなれる魔法あるですか?」

「そのかっこから、耳と尻尾つければいいだよ」

 女装が、条件ならしかたないからこのままでいればいいのかな? それだと違うのかな?

「カメッリアお姉様、言っている意味が解らないですけど?」

「お母様、お姉様が、言っている意味て、どう言う意味なんですか?」

 お姉様と話が、噛みあってない感じが、してきたきがする。

「フルグルに、耳と尻尾を買ってきて、それをつけて、あげるよて意味かしらね」

「あの人達みたいになれるのですか?」

 あら、フルグルにしては、凄い興味があるようね、つけた後で、後悔とかしないといいだけど。

「見た目だけならなれるけど、興味あるの?」

「はい」

 はじめて、見たのが、印象につよいかしら、仕方ないけど買ってあげましょうか?

「ならあそこのお店に行きますよ」

「楽しみです」

「どうしよう、フルグルのかっこが、楽しみすぎる」

 なんか、カメッリアお姉様のテンションがまた高くなってきている。

「すみませんが、この子が、種族になれる服を欲しがっているのですが、何がお勧めですか?」

「はい、いらっしゃい」

 狐族の女性の方だ、見ていて、可愛いなぁー。

「そうですね、ここだと狐族が、有名で、人気ありますね」

「それでしたら、狐族の衣装をこの子に、貸して下さい」

「有難うございます、そのお嬢さんを着替えさせるので、お待ちいただけますか?」

「解りました」

「フルグル、おとなしくして、お姉さんの言う事聞くのですよ?」

「解りました」

 こうして、お姉さんの後をゆっくりと着いていって、案内されるのだった。

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