2 僕
1 僕
ほかの「僕」系に比べて神経質で繊細な印象。ついでに、ちょっぴり賢そう。そんなイメージなので、「私」「わたし」に比べて汎用性はやや劣る。
大まかな性格はまちまち。引っ込み思案な僕、自信家で鼻もちならない僕。みんな違ってみんないい。
でも私はあまり使わない。
キャラクター性によって、後述の「ボク」や「ぼく」に振り分けてしまうことが多いからだ。必然的に「振り分けられなかった僕」が漢字の僕に集中することとなり、カオスの様相を呈している。
個人的な意見だが、ボクっ娘の一人称が「ボク」ではなくこちらの場合、電波の度合いがより重篤な気がする。
2 ぼく
漢字の「僕」よりも没個性な印象。
にもかかわらず「私」「わたし」ほど汎用性がないので使いどころに少々困る。
「僕」ほど尖っておらず、とっつきやすくて、使いやすいはずなのに。
私の作品には尖ったキャラクターが多いから、あまり日の目を見ないだけかもしれない。
自キャラでこの一人称を使ったキャラを探してみたところ2人。「廃屋の意思」と「電波系ヒーロー」のみ。プレーンな一人称のわりに、癖が強すぎた。
3 ボク
ボクっ娘の標準装備。
男性キャラが使う場合は、幼い男の子によく似合う。舌足らずだとなおよい。
とあるゲームの影響で、後述する「オレ」お兄さんのローティーンバージョンみたいな子が「ボク」だと得した気分になる。
地の口調は荒っぽいヤンキー喋りにもかかわらず、一人称だけ修正し損ねている不手際がいとおしい。きっと、そこに至る前はいいところのお坊ちゃんだったのだろう……なんて、想像の幅が広がる。
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