おんがく好きの日常(仮)

縁音

第1話 音楽だった日々

おんがく

この言葉は「音楽」と書くのが一般的で、

文字通り「音」を「楽しむ」もの、こと。


きっと音楽を嫌いな人の方が少なくて、

みんなそれぞれ、好きなアーティストや

好きなジャンルの音楽を聴いて楽しんだり、涙を流したり、元気になったりするんじゃ

ないかな。


僕もずっとそうだった。

おんがくは音楽で、楽しいもので、

キラキラ輝いていて、人を笑顔にさせるもの

そう思っていたんだ。


だけど、時におんがくは音楽じゃなくなる

事もある。そう思うようになった。


今もなお、僕の中ではおんがくという

言葉は2つ存在するんだ。


「音楽」

「音が苦」


この言葉を使い始めたのはいつだったか

もう忘れたけれど、少しだけ、

昔のことを思い出してみようか。


もし君に時間があるならば、ほんの少し、

暇な時にだけ、聞いてくれると嬉しいな


それじゃ、話すね


始まりは、そう、数年前の春だった────

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る