Episode-7 愛、感謝、そして全ては宿命

Episode7を書くにあたって、明示された5枚のカード

 2018年11月12日 午前0時24分。

 なずみ智子は、ルノルマン・カードを手に取りました。


 今回、Episode7を書くにあたって、引き当てたのは以下の5カードになります。



1枚目 : 16 星(キーワード:幸福、希望)


2枚目 : 29 淑女(キーワード:女性)


3枚目 : 27 手紙(キーワード:便り、知らせ)


4枚目 : 10 鎌(キーワード:別れ、分裂)


5枚目 : 34 魚(キーワード:お金、富)



 今回の5枚のカードをそれぞれコンビネーションリーディングしていった組み合わせの例は以下となります。


「16 星」+「29 淑女」= スピリチュアルな女性


「27 手紙」+「10 鎌」= 速いメッセージ、決断をもたらす


「10 鎌」+「16 星」+= 運命の変化、夢を行動に起こす

 

「10 鎌」+「34 魚」= ビジネスの意思決定



 今回の5カードについては、わりと調理しやすいものでした。

 特に”「16 星」+「29 淑女」= スピリチュアルな女性”の組み合わせより、強いインスピレーションを感じまして……頭の中で物語が次々と展開していきました。



 私自身、スピリチュアルは好きですし、興味も持っています。

 そもそも、この作品自体、ルノルマン・カード(占いのカード)よりインスピレーションを得るというコンセプトで始まっておりますし……


 実は一時期、手当たり次第にスピリチュアル関係の本(さらに言うなら、自己啓発本や恋愛テクニック本などもwww)を読み漁っていたことがありました。

 さすがにセミナーや勉強会に参加したりはしなかったのですが、スピリチュアル関係の書籍には随分とお金も時間も費やしたと言えるでしょう。


 その当時のことを思い出すと「運命を変えたい。私自身も変わりたい。本当の私はこんなはずじゃない」という思いが根底にありました。

 まるで、淀み切った池の中で、清らかなるところを探すかのように「あっちでもない、こっちでもない」ともがきつつけているようでもあったと……


 しかし、結果として、いくら本を読んでも現実は何も変わらなかったのです。


 スピリチュアルとの付き合いは”ほどほど”に――ちゃんと現実を見据えて足に地をつけて暮らしつつ、たまに取り入れて楽しむ程度がいいのだ、となかなかに高い勉強代ではありましたが実感し、今現在に至ることとなります。


 さらに言うなら、私は”小説を書く”という趣味を見つけることができたことも幸運であったと思います。

 ある人にとっては絵を描くこと、またある人にとってはダンス、またある人にとっては山登りなど様々だと思いますが、なずみ智子にとっては小説を書いている時間が何よりも楽しいです。


 さて、いろいろ私事も書いてしまいましたが、Episode7をお届けいたします。


 不快な(馬鹿にしているような)描写もありますが、本Episode7は、本当にスピリチュアルによって救われたという方々を貶めようとしているものではありません。

 そして、軽く予告をするなら「仲良し女子大生4人グループのうちの1人が、怪しすぎる”愛の伝達者”に傾倒してしまい、なかなかに厄介で胸糞なことに……」と言った具合ですね。

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