第7話 魂が黙っていない
魂という言葉が好きだったりします。意味合いはボヤッとしていて、例えば「情熱」とか、「こころ」、「精神」、「本来の自分」など、いろんな表現もできそうですが。
何年か前から、私の魂らしきところから、自分は作家なのだ、としつこく主張されるようになりました。
「作家になりたい」ではなくて、「私は作家だ!」と明確に言うんですよね~
なんなんですかね・・・
いや、才能ないから・・・いや、書いてないから・・・そんなヒマないから・・・
情熱もないから・・・といろんな理由で随分と長い間、スルーしていましたが、やっぱり事あるごとにザワザワするんですよね・・・
直木賞のニュースを見たり・・・芥川賞のニュースを見たり・・・世界中でメガヒットしている作品の話を聞いたり・・・文豪の作品を読んだりした時・・・
もれなく嫉妬してるんですよね。
いや~それっておかしいでしょ!そういうものすごい人達の話を聞いて、すごいな~!って感心するならともかく、嫉妬心でいっぱいになるんです。
また先を越されたか!と。何も書いていないのに・・・
実績なんてもちろんないし、書き溜めているものすらないのに?
このジェラシーだけはいつの時も途方もなくビッグで。
権威ある賞や、世界的に人気を博した作品ほど、秘かに悔しがっていました。
この嫉妬心だけが、あなたは作家なのだと私に繰り返し呼びかけてくれました。
いろいろあって、とうとうこのカクヨムという場にたどり着きましたが・・・
私は私の魂に報いることができるのか・・・
全然、自信がありません。
来るべき場所に来たという気持ちはありますが・・・
自分を信じる力を問われ続けるんですね。
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