悪魔(オマエ)に捧げる:悪魔に何か差し出せと言われたから全部やったらヤバいことなった
@koshibaya
第一章 悪魔との契約
第1話 俺の名は
暗い・ここは何処だ?・・俺は目を開けているのかいないのか、それすらわからい程の闇。
何でこんな場所にいるのか、いつから此処にいるのか、いつまで此処にいるのか・・・
気がついてからどれくらいの時間がたっただろう。
立ち上がって恐る恐る歩いてみるが、上手く歩けない平衡感覚がない、そもそも立っているのかさえわからない。
「おおおい」とりあえず呼んでみた、声はでてるのか?
「あっ、きてたの?声かけてよ」
女の声
「誰だ?」
「あっ、そっかそっか、ちょっと待ってね、君見えないよね」
その瞬間、炎のような明かりが一つ点いた。
「うっ」
暗闇の中いきなり点いたその炎はとても眩しく、目が開けられない・・・
しばらくするとやっと目が慣れてきた・・・
そこには一人の女が立っていた、真っ黒な腰くらいまでの髪、肌は真っ白だ、冷たそうな切れ長の奇麗な目、瞳は赤い、肌が白いからか強調する赤い唇、身長は170位、黒が強めの青のチャイナドレスっぽい服、細身だが胸は大きめのナイスなバディ、多分俺が見てきた中では確実に一番いい女、とびっきりの上玉だ、こいつ俺のにならねぇかな。
「いい女だな、誰だお前」
「私はリンダルスームビシャレトア・ダ・スルーム、君たち風に言えば悪魔だね」
「な!悪魔だっ!ふざけてんのか?」
「ふざけてなんかいないよ、ほんとだもん、まっ信じなくてもいいんだけど、それで君は私になにをくれるの?右目?左手?それとも右手?鼻とか口みたいに一つモノは後でこまるからいらないんだけど、どうしてもって言うなら特別にいいよ」
見た目とギャップのある話し方だな。
「はっ?何で俺がお前にそんな大事なものあげんだよ」
「何でって、君はもう君の世界じゃ死んじゃって、バイバーイだからね、使わないでしょ?だから、消える前に私がここで強そうな子をスカウトしてるんだ、16人は集めたいんだけど、まだ君で9人目、もう時間がないから急いでるんだ、ねぇなにくれる?」
「俺死んだのか、てかお前にくれて俺に何か得はあるのかよ?」
「あるよ、私の世界で私と一緒に戦える力をあげる」
「はっ?戦う?力?いらねぇよ、戦いたくねぇし痛いの嫌い、俺めんどくさいの大嫌いだから」
「じゃバイバーイだね」
「バイバーイしたらどうなるんだよ俺は?」
「そんなの私は知らないよ、自分で確かめてみれば」
「どうなるかわからねぇって、そんなこえーこと確かめられるか、俺はこえーのも嫌いなの、俺は好きなことしか興味がないの、好きなこと以外嫌いなの」
「そうなんだね、よくわからないけど君がわがままなのはわかったよ、それより君さ、よくこんなに長くこの場所で話してられるね、他の子はすぐに限界だったのに、もう結構私と話してるよね、ちょっとごめんね・・」
そう言うと女は男を抱きしめ、男の額に額をあてた。
「おっ!おい」
「あぁ~君すごいね、欲しいよ君すごく欲しい、君ならなんとかなるかもしれない、ねぇなんかちょうだい」
「なんだよわけわかんねぇな、そうだなぁ俺は死んでるんだよな~、このままバイバーイしたらこえーことになるんだよな、そうだっ!お前が俺のものになるなら考えてやる」
「俺のもの?それって私とエッチなことしたいの?私男は興味ないんだよね、女の子は好きだけど、だから私は処女なの、そう、バージンなの、でも子供は欲しいよね、う~ん、君顔はわるくないし力は持ってるし、う~ん、でも性格は問題ありそうなんだよね、う~ん、、よしっ決めた!いいよ!第一婦人って言うならなってあげる」
「はやっ、結婚まで決まったのかよ、しかも第一婦人!第二、第三もありなのか、楽しそうな世界じゃねぇかお前の世界は、それで、お前にあげたところは、場所はどうなるんだ?」
「別にこれと言って不便はないよ、私と契約するための貢ぎ物って感じかな、不便があるとすれば1年に一度だけちょっと不便に思うかもだけど」
「そうかわかった、えっと・・・名前なんだっけ?」
「リンダルスームビシャレトア・ダ・スルームっもう忘れないでよ」
「覚えられるかそんななげー名前、リンだる、めんどくせぇな、リンでいいな!ハイ決まり」
「わがままだね君は、でもリンか、そんな風に呼ばれたことないけど気に入ったよ、リンでいいよ」
「可愛くていいだろ、お前、俺のものになるんだよな?」
「うん」
「なら決まりだ、どうせ一度死んだんだ、だったら俺はお前に全部やるわ、めんどくせぇから全部リン、お前にくれてやる」
「全部?本当に全部くれるの?」
「ああ、全部やる、その代わりお前の全ては俺のものだ、いいか?」
「もちろんいいよ、後でいらないって言っても駄目だからね」
「ああ、了解した」
「やったぁ、じゃあ契約成立だね、君名前は?」
「俺?なんだっけ?えっと・・おおそうだ、俺は天志だ、天草天志アマクサテンシだ」
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