第87話人の語るすべての事に心をとめてはならない。~

(原文:第7章21、22)

21 人の語るすべての事に心をとめてはならない。これはあなたが、自分のしもべ のあなたをのろう言葉を聞かないためである。


22  あなたもまた、しばしば他人をのろったのを自分の心に知っているからであ  る。


他人から中傷を受けたとしても心を奪われる必要はない。

完全な人間など、どこにもいない。

その中傷を受けた当人でさえ、他者を中傷したことがあるのではないか。



「悪意の背後には、自分自身の堕落を隠そうとする動機がある」

という言葉がある。

つまり自分自身の至らなさを隠そうとするために、「攻撃は最大の防御」とばかりに、他者を悪意を持って責めるのである。


また、深い知恵や知識がない人は、他者を攻撃しがちになる。

テレビに出て来る「コメンテーター」の発言を聞いていると、簡単にわかると思う。




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