第40話また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、~
(原文:第4章4)
また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
伝道者、人間が労働にいそしむ動機の要因として、他人に対する妬みがあると捉えた。
確かに素晴らしい労働の成果を出したとしても、その要因として、それはお互いに妬みあって作りだされたのであることと、捉えた。
そして、このことも、全く空虚なことと考えたのである。
互いに切磋琢磨して、よりよい結果を目指す場合もある。
しかし競い合った相手よりも、巧みなわざ(格別に良い結果)をもたらそうと思い、犯則行為までする場合もある。
ねたみということは、相手への敬意がない状態と思う。
どこかの大学のフットボールの監督。
成果を求めるけれど、相手への敬意があったのだろうか。
確かに素晴らしい実績はほめられるべきかもしれない。
しかし、その裏(要因として)に、他者への嫉妬や危害を加えてでもという悪意や悪行が無いだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます