第4話大自然の摂理
(原文:第1章 5~7)
5 日はいで、日は没し、その出た所に急ぎ行く。
6 風は南に吹き、また転じて、北に向かい、めぐりにめぐって、またそのめぐる 所に帰る。
7 川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所 にまた帰って行く。
大自然は、それ自身に与えられた摂理に従い動き、それを繰り返し続ける。
日も、風も、川も、それ相応に動き、また出た場所に戻って行く。
その動きに、人間の想いが影響を及ぼすことができるのだろうか。
また、別の考え方もある。
大自然が摂理に従って、同じように動いてくれてくれることに感謝すべきである。
例えば、こんな状態を思い浮かべてみる。
太陽がいつになっても沈まない、またいつになっても沈んだままの状態。
風も同じ向きに吹いているだけ、あるいは乱れてしまって、どうにもならない状態。
川と海の関係が乱れ、海があふれてしまい、どこに地を求めればいいのか、わからない状態。
確かに、大自然は、与えられた摂理で、同じように動いているだけかもしれない。
しかし、それが人間や生き物にとって、実は大切な基礎条件なのである。
その意味において、変化が無く空しいということには、ならないと思う。
まずは、その変わらない大自然の動きに、感謝するべきではないだろうか。
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