第3話 高校入学

今日から高校生。久しぶりに愛梨に話しかけてみるか。あ、いた。

『愛梨、久しぶり』

『あっ!海斗、久しぶり!』

中学の頃の愛梨とは別人みたいだ。

『なんか中学校の頃ごめんね?海斗モテるからさ女子に目つけられたくなくて…』

『そういうことか…って、俺モテたことねぇぞ?』

『それは海斗が気づかなかっただけ。ファンクラブもあるって聞いたよ』

『ファンクラブ…そんな漫画みたいなことあんのか』

なんか久しぶりに愛梨とこんなに話した気がする。すげぇ楽しい。なんかドキドキすんのなんでだ?愛梨大人っぽくなったな。髪の毛おろしたし化粧もしてんのか。

『────ぇ…ねぇ!海斗?』

『っ!?なんだ?』

『だから!私の顔なにかついてる?って聞いたんだよ?ずーっと私の顔見てるし』

『何もついてねぇよ、てか愛梨コンタクトにしたのか』

『うん!メガネ似合わないしね。じゃあ、教室いこ?海斗私と同じクラスだよ』

『そっか、じゃあ行こう』

にしても高校になると女子ってこんな変わるもんなのか?それは愛梨だけじゃなくてほかの女子もらしい。愛梨の友達(俺に告白してきたやつ)もかなり印象が変わった。

そしてカッコイイやつもたくさんいる。

愛梨もこの中で好きなやつ出来んのかな…

(ズキッ)

なんだ?今の…なんか嫌だ…愛梨を取られたくない…。

『海斗?大丈夫?』

『大丈夫』

まさか!?俺は愛梨に恋してるっていうのか?いやいや、高校生になって急に変わったからだろ。でもほかの女子にはならなかった。謎だ。

そう考え込んでいるうちに1日が終わっていた。



次回 高校2年生!

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