第19話「ザ・キングオブファイターズ京」
草薙 京がオロチ復活を阻止するために『ザ・キング・オブ・ファイターズ』開催までの1ヶ月の間に日本、アメリカ、アジアの各地を巡りながら大会でチームを組むキャラクターを集めるストーリー。
いつもの格闘ゲームではなく、KOFでは珍しいアドベンチャーゲームが本作である。本作は、夏元 雅人による同名の漫画版をベースとしており、作中のイラストも同漫画のものが基準。バトルシーンのみゲームの流用。京の恋人であるユキも出てきますぞ。
ドラマシーンはアドベンチャーゲーム形式で、移動先でのイベントで様々なキャラクターと会話し、大会に出場するチームメイトを探していくのだが、移動場所がとても多く、どこに行っていいのかわかりにくい。誰もいない場合もあるので、その場合は時間が30分経過してしまう。時間の無駄。もう少し改善できなかったのか。それでもイベントで各キャラの日常風景が楽しめるし、ここでしか会えないサブキャラも多く、KOFキャラファンの人にとっては嬉しいゲームだ。
バトルは格闘ではなく、コマンドバトル形式。KOFに慣れた人には面食らうが、格闘ゲームが苦手な人にはいいかも。しかし友達と遊んでも盛り上がり難いので一人で遊んだほうがいいだろう。慣れれば簡単。1ターンで3回コマンド入力できるが、基本的に一番最初に「避け」をしてスピードアップさせてから技を選択するといいかも。POWが少ない内はしょぼい技ばかりですが、このゲームは手数が多いほうが有利なのでガンガン出しましょう。また、POW溜めは相手も少なくなってきてから行うなど、タイミングを見て行おう。
また、このゲームでは好感度が存在し、選択肢で上下する好感度の高さやフラグによって仲間になるキャラクターが変わってくる。仲間にし難いのは、ギースやMr.ビック、山崎竜二など悪役キャラが多い模様。またあるキャラを仲間にすると、あるキャラは仲間にならないので一周目で全員仲間にするのは無理。仲間になったキャラは対戦モードでも使えます。また、庵さんが全国を徘徊しており、彼と接触したキャラは好感度が落ちます。そのキャラを助けに行き、バトルで庵さんに勝てば好感度が上がるぞ。
しかしだ。このゲームは前述した通り、コマンド形式。自分たちでキャラを操作する訳ではなく、命令を出しているだけ。友達と対戦しても絶対に盛り上がらない。あくまでキャラ好きのファンの人が楽しむ為の1人用のKOFといったところではないだろうか。古参ファンの人からは『SNKご乱心』という声も聞かれる。最近の作品だと京と庵は声優が変わっているので、前のほうが良かった!という人にもオススメ。
ちなみに筆者はオロチ戦初戦でゲームを進めたものの、負けてしまい、バッドエンドでした。気分転換に対戦をすると全キャラ使えるようになっていた。何故?調べてみると京のレベルが10以上でアジア編をクリアすると対戦でオロチが使えれるようになるのだが、その条件を満たしていると全キャラ使えるらしい。それでも悔しいので再び最初からプレイして見事クリアした。
二度目のプレイでは、キング、ユリ、アテナ、神楽、ジョー・ヒガシ、テリー、アンディ、不知火舞、ブルーマリー、慎吾、ロバート、ラルフ、クラーク、レオナを仲間に加えることができました。京、マリー、ユリの組み合わせで一度でも負けると即ゲームオーバーというKOF大会でオロチを倒し、きっちりEDも見れました。頑張ったなぁ俺。
中古だと非常に安値。KOFのキャラクターが好きだけど格ゲー苦手ですと人はプレイしても損はないかと思います。何度も書きますが、友達とプレイするのはオススメできないので注意。
PS1をレビューしてみた。思い出も含めて。 六恩治小夜子 @sayoko
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