勝手にオバロ14巻を
六諭院
オバロ14巻内容の予想と妄想
一、14巻の内容の予想
14巻予想の前に、全体の流れの把握をしておきます。オバロは最終目標が世界征服なんですよね。ってことは第一目標が聖王国、王国、帝国、法国、竜王国、評議国、都市連合、エルフ王国、ダークエルフ国、ダークドワーフ国の征服。次いで、プレイヤー捜索。最後に別大陸進出、あるいは現実世界との交差。という流れになるはず。(くがねさんのどんでん返し期待)
上記のことを踏まえて、これまでの巻ごとのあらすじを振り返ってみましょう。
1巻:始まり。
2巻:都合の良い記号(英雄)の創出。
3巻:現地の強者たちとプレイヤーの影。
4巻:亜人連合諸国への布石1。
5巻:王国の裏側を支配。
6巻:王国の表側の支配。
7巻:現地の強者たちの噂とギルド、帝国への布石。
8巻:既出の情報への補完。
9巻:王国崩壊への布石と魔導王国誕生。
10巻:亜人諸国への布石2と帝国への支配完了。
11巻:亜人諸国への布石3と現地技術の情報。
12、13巻:聖王国崩壊と支配、アインズ教国への布石。
幕間:エルフ国、亜人獣人諸国、ドラゴン、プレイヤー等の情報。
これまでのストーリーも周辺国の征服、あるいはその布石が中心ですので、おそらく第一目標の達成から描かれるのでしょう。であれば第一目標のうち、聖王国、帝国は達成。王国もほとんど王手がかかってますので、残すは法国と竜王国、その他諸々の亜人国ですね。問題はどの国から征服するかですが、おそらく法国が最後になるため、法国の向こうにあるエルフ王国やダークエルフ国、ダークドワーフ国は後回しとなるはずです。(法国の向こうの聖王国が征服されてるので、確定ではないですが。)
法国が最後になる理由は、アンデッドへの抵抗が強い上、大義名分が通じないせいです。"臣民、皆平等。""永遠不滅の楽園国家。"あるいは"種族解放"が魔導王国の掲げる大義名分です。彼らは独自で亜人たちと立ち向かえるため、アインズ様の助けがいらない。故に"臣民、皆平等"である必要が無いし、現時点での国民不満も低い。さらに人類がトップの国ですから、既得権益のため"種族解放"はしない。つまり法国の征服には世界平和の敵になってもらうしかない。となると、もうちょっと魔導王国の傘下が必要ですね。
であれば王国、竜王国、評議国、都市連合のうちいずれかの破滅が描かれるはず。また、王国もまだ正式に傘下に入っていないので、王国の向こうの評議国は選択肢から外しておきます。
王国征服の布石は食糧難ですが、13巻末は大虐殺が行われた翌年の春であり、収穫期の季節はもうすぐ。なので王国には国力の急激な低下と、ラナー様の謀略が待ち受けてそうですね。13巻最有力は王国でしょうか。しかし、冒険者、ツァインドルクス(プラチナムドラゴンロード)などの伏線を放置したままでまるまる王国編というのはないと思います。王国はオバロでも描写の多い国なので、幕間で徐々に崩壊していく様が出そう。
では残るのは竜王国、都市連合の征服ですが、都市連合は亜人の国民を持ちます。種族の平等化というアインズ様の理想に比較的近い国と言えるでしょう。であれば、冒険者を作る手前、征服しづらい。故に都市連合も後回し。
残った竜王国が14巻の舞台となるはずです。(と思う。きっと。かも。)
二、竜王国とビーストマンの対立
次に考えるべきなのは、魔導王国的に竜王国とビーストマンの対立をどうしたいか、です。魔導王国はドワーフとクアゴアの対立に際して一方の肩を持つ形を取りました。獣人の特性上、圧倒的な力を誇示しさえすれば従ってくれるので、正しい選択だったといえます。であれば今回もビーストマンを虐殺するのでしょうか。
仮に魔導王国がビーストマンの肩を持ったとすれば、竜王国は最後には原始の魔法を使うでしょう。メリットとしては、アインズ様と原始の魔法の接触を描け、かつオバロ節の悲惨な描写が描けることですかね。ただ、デメリットとして、法国との絶対的対立、そして魔導国民、王国民、聖王国民、帝国民の不満がマッハすることですね。デメリットがずいぶん大きいです。リザードマン、クアゴアを虐殺しても統治ができている現状を考慮すれば、やはりビーストマン程度の文明なら、ビーストマンを虐殺すべきかな。
しかし竜王国の肩を持つならば、問題は竜王国と法国との繋がりですね。帝国を挟んでいるとはいえ繋がりは古い。さらに、引退した漆黒聖典が向かっているとの幕間もあった。そこにどうやって魔導王国が介入するか。帝国に頼ってみるのはどうか、とニセ幼女王が考えてたので、そこから宗主国としての介入が自然ですかね。魔導国としても法国の味方がまた減って万々歳ですし。
四、最後に
長々と14巻の中身を予想しましたが、これはあくまで個人の妄想です。あってても、見当外れでも、勘違いがあっても笑って見てやってください。二次創作の本体も然りです。くがねさんの作品が出来るまでの暇つぶしに読んでいただければ幸いです。
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