第2話 本屋です

 本屋に行ったことはありますか?

 私はしょっちゅう行きます、最近は昔より減りました。以前は立ち読みしておりました。変な立ち方の癖がついたのはこのせいです。

 本屋は本屋でも所変わればいろんな本屋があります。久しぶりに行ったらリニューアルしてて文具コーナーが広がってました。



 〇〇〇〇〇〇






 商業施設の中にはいろんな奴がいる。俺はその中でも古株だ。他の奴らがコロコロ入れ替わる中、しばらく居座っている。服屋はチャラチャラしてたり、ビシッと決めてたり身だしなみにうるさいけど流行り廃りですぐ出入りする。

 常連さん、待ち合わせの時間潰し、キッズ、参考書を山盛り買う人、一番くじ、文房具を買う人様々いる。この間俺はリフレッシュして身綺麗になった。ちょっと文房具屋にも知恵を借りてまた商売の範囲を広げた。俺は本屋だけど、本以外も範囲内だ。ブックカバーはいるか?いらないか、そっか。



「ありがとうございました」



 またのお越しをお待ちしております。

 本屋が何を売り出しても、本を取り扱っていることに変わりはない。俺は本じゃない。本屋だ。

 本は俺のそばにあるもので本がなければ俺はいない。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る