石の詰まったリュックを降ろす

死んでもいいと思わないと

心が持たない


逃げてもいいと思わないと

潰れてしまう


自分の代わりなんていっぱいいて

ここに私がいなくたって

世界はまわり続けると

そんな当たり前なことに気づけないと

頭がおかしくなる


そんな当たり前なことを見失うと

変な責任感を背負いこむと

息苦しくなって

目の前が暗くなって

世界中のすべてが敵に思える


本当は私の敵なんてどこにもいない

みんなは敵だなんて思っていない

誰も私のことなんて認識していない


その辺の石ころとさして変わらない

どうでもいい存在


がんばっても

がんばらなくても

結局は一緒で


ナンバーワンでも

オンリーワンでもない

ただのオンオブゼム


だから死んでもいい

だから逃げてもいい


だから、気楽に生きていい

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