度
「う~~ん」
「どうしました、カケルさん」
「また視力が悪くなったみたいだ。今の度だとちょっと見にくい」
「まあ大変。眼鏡屋さんに行って、レンズを交換しましょう」
「アオイさんのレンズって、どう変えるんですか?」
「さあ、わかりませんけど」
アオイさんは首を傾げたまま、ふふふ、と笑う。
「でも眼鏡のレンズをはめ替えるわけですから……」
なるほど、えっちなことを言うパターンだ。
僕は身構える。
「えっと、はめ替え……はめ替え……」
アオイさんの目が泳ぎまくる。
「ハメェ~~!!」
「大丈夫ですよ。なにも思い付かない時だってありますよ。大丈夫」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます