第十三話「変化」

 ぼくが正式に白金機関の一員に加わると、ビル内での生活は一変した。

 まず、姉さんはぼくに専属のトレーナーをつけた。

 御菩薩池政邦みぞろげまさくに、九十一歳。第二次世界大戦を生き残りフランス外人部隊に入隊、精鋭中の精鋭と呼ばれる第二外人落下傘部隊で長年活躍したのち独立。単独あるいは少人数での潜入破壊工作、諜報、暗殺などを得意とする凄腕の傭兵。その風采ふうさい精悍せいかんのひと言で、ぼくよりも十センチほど背が高く、まっすぐな背筋にがっちりとした肩幅、ぶ厚い胸板と、まだまだ現役ですと言わんばかりの体格で、せいぜい六十代後半から七十歳くらいという印象だった。とても九十過ぎには見えない。

「七十で引退したんだがの。女神様にお願いされては断るわけにもいくまい。のう、わしの女神様ヴィーナス

 女神様というのは、ヒヅル姉さんのことである。御菩薩池の背後で彼女は日の丸が描かれた金箔仕立ての扇子を広げて口もとを隠し、どこか嬉しげにおほゝゝと笑いだした。

「あら。政邦ってば。大げさですわ」

「何を言う、ヒヅルさん。君ほど完璧な女性に出逢ったのは初めてじゃよ。これはお世辞なんかじゃない。まさにヴィーナス。女神の生まれ変わりかと思えるほどに君は完璧じゃ」

「あらあら。あまりレディをからかうものではありませんよ。おほゝゝゝゝ」

 姉さんが珍しく高笑いしていると、御菩薩池は隙をついてふり向きざまに姉さんの胸もとに、実に俊敏な動きで、その手を伸ばした。

 瞬間、ぐしゃ、と、いやな音が響きわたり、姉さんの靴底が御菩薩池の顔面に埋没していた。彼はそのままぶうとうめき、八十キロはあろうかという巨体を浮かせて、後方へとふっとばされた。鼻をつぶされ、鮮血でまっ赤に塗りつぶされた口で、御菩薩池は言った。

「く。何と無慈悲な鉄槌てっつい。少しは年寄りをいたわらんか。暴力反対」

「何の覚悟もなくレディの胸を触るものではありませんよ。ほゝゝゝ」

 そんなふざけた第一印象とはうって変わり、訓練ともなると御菩薩池の指導は鬼そのもの。ビル内のジムで多少運動はしていたもののしょせんお遊びで、せいぜい人並みの運動能力しかないぼくにとって、それは鍛錬というよりはもはや虐待だった。倒れるまでやらされる各種筋トレ、数十キロの荷物を背負って二千段にもおよぶ白金タワーの階段を何往復もし、さらにそのまま延々と懸垂をやらされ、格闘訓練と称して一方的に殴る蹴るの暴行を加えられる。水泳のトレーニングでは手足を縛られ、高いところから何度も投げ落とされ、あげくの果てには御菩薩池自身がぼくを溺死できしさせるべく襲いかかってくる鬼畜ぶり。そんな御菩薩池の訓練で連日血と汗と吐瀉物ゲロをたれ流すほど体を酷使し、このままぼくは過労で死んでしまうのではないかとさえ思えた。だがたとえ体調を崩したところで休むことは病院のベッドの上以外では許されず、同ビル内に最新設備の整った病院があるため、体調が悪くなればすぐに病院に搬送され、最短の期間で蘇ることを強いられた。

 居住区の部屋に戻るのは大抵午前零時を過ぎており、出迎えるのは妹の星子せいこではなく、メイドの藍川月香あいかわつきか。夕方の五時には食事を済ましてしまう星子とは別に、ぼくの帰宅時間にあわせて食事を作ってくれるという徹底ぶりで、しかもそれは形の悪い爆弾おむすびではなく、一流レストランのように味付けはもちろん見た目も美しく、色彩鮮やかで、栄養バランスも専属の栄養士によって徹底的に管理されている。すでに星子は寝室で寝ており、ぼくは食堂で藍川の作ったビーフステーキを食らっていた。連日訓練で筋組織がぼろぼろになっていることを考えてか、肉中心の食事が多い。

 食事を終えると、ぼくはキッチンに立つ藍川に軽く頭をさげ、律儀に「いつも遅くまでありがとうございます。藍川さん」と礼を言い、食べおわった食器類を片づけはじめた。

「いえ。これが私の仕事ですから。後片づけは全部私に任せてください。もうこんな時間ですし、空様はゆっくりとお休みください」

 藍川は恐縮したように頭をさげると、その困ったようなハの字の眉根をさらに押しあげ、ぼくから食器を受けとり、てきぱきと洗いはじめた。

「でも、毎日夜遅くまで大変でしょう。お仕事」

「本当に大丈夫ですよ。空様の担当になってからは朝番からは外してもらえましたし。あ、お風呂も沸いていますので、よかったらどうぞ」

「ありがとう。助かります。藍川さんはメイドのかがみですね」

 ぼくがそう言うと、藍川は一瞬スチル写真に捉えられたように静止し、動揺したように返した。

「えっ。そ、そんな。私なんて、他のメイドの皆さんに比べたら。まだまだ仕事も遅いし」

「でもぼくはとても助かっています。本当に毎日ありがとう」

「あっ。きょ、恐縮でございます。空様」

 藍川はたどたどしくぼくに何度も頭を下げた。星子に毎日こんな夜遅くまで家のことをやってもらうわけにもいかないし、かと言って連日の訓練で疲れ果てているのに自分で全部やるのも正直いやだったので、藍川の存在は本当にありがたかった。すべての家事を藍川や他のメイドがこなしてくれるので、ぼくは訓練に集中できるし、星子も学業に専念できる。アパートに暮らしていたころは洗濯は星子、掃除はぼく、食事はぼくがコンビニから持ち帰ったものを食べたり、星子がときどきふるまってくれたり半々という感じで、ふたりで協力してやっていったものだった。それは面倒ではあったが、一方でふたりで協力して生活していく一種の連体感のようなものもあった。たしかに家事全般に割く時間を勉強や鍛錬に費やしたほうがぼくも星子も実力は伸びるんだろうけれど、あの形はいびつでも妹の愛情補正で十万倍くらい美味しく感じられた爆弾おむすびが食べられないと思うと、ちょっと寂しい気もした。

 そう。白金機関に入る前と比べて、星子と接する時間は激減してしまった。

 憔悴しょうすいしきって鍛錬場で寝てしまうようなことも多く、部屋に戻っても星子はだいたい寝てるし、仮に起きていてもぼくは疲れ果てていてひとことふたこと言葉をかわす程度で、なかなかまともに話をする時間がとれなかった。

 そしてそんな状態が一カ月以上も続くと、星子はこの兄の身を案じたのか、いったいどこで何をしているのかと、問いつめてきた。

「兄貴。いったいどうしちゃったの。何か変だよ。毎日夜おそくまで、どこで何してるの」

 むろんこういった問いは以前にもあったが、この世界からありとあらゆる争いを根絶し、全人類が平和で豊かで健やかに暮らせる〈完全世界〉を作るべく活動するため、伝説のスパイに稽古をつけてもらっている、などと言ってあの現実主義者の星子が素直に聞きいれるとは思えなかった。それどころかぼくの頭がとうとうおかしくなったとパニックに陥るかもしれない。星子も両親を失い、安那子あなごに暴行されたトラウマまで背負っていて精神的に相当参っているはずで、そんな彼女に新たな不安の種を撒くなど、この兄には到底できなかった。

「心配いらないよ。実は今度横浜で開催されるトライアスロンの大会に出ようかと思ってね。ずっとジムで鍛えてるんだよ。前にも言ったろ」

「本当なの。それ。今まで兄貴スポーツなんててんで興味もなかったのに」

 疑惑の眼差しを向けられ、ぼくは思わずたじろいだ。連日の訓練で疲れ果てているというのに、愛する妹にそんな眼を向けられてはたまったものではない。

「何かやばいことに関わろうとしてるんじゃないの。あの白金さんに、あたしたちを保護する代わりに、何かその、やばい仕事させられてる、とか」

 どきり、と、ぼくの心臓が口から飛びだすような勢いで跳ねた。

「ち、ちがうよ」

 疲れ果てていたぼくは、ただ首を横に振って否定するだけだった。星子の、この兄に対する疑惑はますます深まったようで、彼女はぼくに圧力をかけるように、その顔を鼻先が触れるほど、近づけた。ぼくとは似ても似つかない星子のその母さんゆずりのアイドルのように愛くるしい顔に、思わずぼくは胸の高鳴りを感じてしまった。実はぼくたちは血がつながっていない義理の兄妹きょうだいであるということを知らないのは、星子だけだ。

「あ。あの。星子様。空様もだいぶお疲れのようですし、今日はひとまず休まれては」

 台所の後片づけを終えた藍川が割って入ると、星子はきいと金切り声をあげ、藍川を突き飛ばした。バランスを失った藍川はテーブルに背中から突っこみ、きゃあと悲鳴をあげた。

「引っこんでろクソババア」

 星子はかっと眼を見ひらき、まるでがらの悪い虞犯ぐはん少女のように大声で藍川を威嚇いかくした。

 それは、ぼくの知らない星子の顔だった。

 彼女は立て続けに阿修羅あしゅらのような顔で花瓶を持ちあげ、藍川に向かって投げようとしたため、ぼくはあわてて止めた。身の危険を感じた藍川は脱兎だっとのごとく逃げ去った。

「やめるんだ。星子」

 錯乱してじたばたと暴れる星子を、ぼくは抱きかかえて制止した。

 星子はぼくの胸に顔をうずめ、嗚咽おえつらした。

 もはやぼくにはどうしていいのかわからず、ただおろおろと狼狽ろうばいするばかりだった。


「やはり話したほうがいいと思います。いつまでも隠し通せるとは思えません」


 唐突に、ヒヅル姉さんの声が聞こえた。

 窮地に立たされたぼくをさとすように、絶妙のタイミングで、ヒヅル姉さんが、いつの間にか扉の前に立っていた。

「話すって何。やっぱり何か隠しごとしてたの。兄貴」

 星子は一瞬姉さんに眼をやると、涙で腫れぼったくなった眼で、ぼくをにらみつけた。

 姉さんはぼくの代わりに星子に説明する。

「彼はずっと悔いていたのですよ。星子。安那子からあなたを守れなかったことを。だから我々の活動に参加することを望んだ。あなたや、あなたのご両親のように善良な人々が安心して暮らせる、新しい世界を作るための活動に」

 星子は怪訝けげんそうに眉をひそめた。

 ぼくは付け加えるように言った。

「そうだよ。星子。もう二度とお前をあんな眼にわせたりしない。父さんと母さんを殺した安那子たちのような悪を一掃し! 正義が守られ、自由で平等、かつ安全で秩序ある新世界を作るのだ」

 勢いで拳を振りあげたぼくの気迫に星子は気圧けおされたようにたじろぎ、困惑した顔を左右に振っていた。

「どうしちゃったんだよ。兄貴。何か別人みたいだよ」

 愛する妹のそんな反応に、ぼくは眉根をよせた。彼女はぼくの数少ない理解者のひとりであると信じていた。この兄の理想を受け入れてはもらえぬのか。

「どうしてそんな眼でぼくを見るんだ。星子。ぼくはぼく。お前の兄貴の、白金ヒデルだよ」

「し、白金、ヒデ……? 兄貴、だ、誰?」

 困惑を通りこしてもはや恐怖に染まっていた星子の表情にぼくははっとした。そうだ。星子はぼくが〈人工全能〉白金ヒデルであることを知らなかったんだ。彼女にとってのぼくはあくまで兄の朱井空あかいそらであった。何という失態か。〈人工全能〉が聞いて呆れる。

 ぼくのそんな失態にヒヅル姉さんは顔をしかめ、それから観念したようにため息をついて言った。

「考えてみれば連日の訓練で疲れているあなたにいつまでも今までどおりの〈朱井空〉でいろ、というのも酷な話だったのかもしれません。星子は明子に似て、なかなか鋭い。すべてを打ち明けましょう。大丈夫。星子は聡明なあなたの妹、そしてわたくし義妹いもうと。きちんと説明すればわかってくれるはず」

「あなたの、妹?」

 星子はますますわけがわからないといった具合に混乱の頂点にあるようだった。

 何から話していいかわからずしどろもどろになっているぼくに代わって、白金ヒヅルは星子に、何もかも包み隠さず、すべてを打ち明けた。ぼくの本当の名前、父さんと母さんの素性、国家保安委員会や秘密結社ヘリオスのこと、ぼくが彼らに造られた人造人間であり、安那子たちの目的は最初からぼくを捕らえて自分たちの側に置く、もしくは抹殺することだったということ、そしてぼくが白金機関の一員となって、姉さんとともに世界を変えるための活動に参加すること。

 星子は決して茶化したりすることはなく、姉さんの話を、ただ真剣な眼差しで、聞き続けていた。そして、姉さんが「何か質問はありますか」と問うと、星子はようやくその口を開いた。緊張していたせいか、つっかえつっかえ話した。

「その。兄貴、兄がしなくちゃ、いけないことなんですか、それ。たしかにあいつら秘密警察、へりおす? の連中は、むかつきますけど。命をかけて戦うほどじゃないし。てか、あたし、死にたくないし、お兄ちゃんにも、死んでほしくない。そんな危ない眼に遭うような仕事に就いてほしくない。あたしたちを助けてくれて、住むところとか学校まで用意してもらって、白金さんには本当に感謝してます。でも、だからといって、い、命を差しだせ、戦え、なんて、命令する権利なんかない」

 星子はぼくの右腕をぎゅうとにぎりしめて訴えた。

「ねえ。逃げようよ。東京から離れて、どっか田舎の山奥とかでさ。どうやって生活するかなんて、逃げてから考えればいいじゃん。まずは逃げなきゃ。兄貴が血のつながった兄貴じゃなくたって別にいい。あたしにとっちゃ、いつもの兄貴だよ」

 星子のそんな言葉にぼくは思わず泣きそうになったが、妹の手前ぐっとこらえた。

「パパもママも死んじゃって、兄貴まで死んじゃったら、あたしやだよ。ねえ。兄貴」

 星子の切実な訴えに、ぼくの心は大きく揺り動かされていた。

 高神たかがみたちのことは許せないし、世界の現状に不満だってある。理想世界のために戦うことに異論はないが、妹を残して死ぬことに抵抗がないと言えば嘘になる。学校での友達とも離れ離れになってしまった今、ぼくという唯一の身内を失えば、星子は本当に独りきりになってしまう。ぼくのように孤高を貫けるほど彼女は強くはないだろう。たとえ理想世界を築いたところで、彼女が不幸になっては意味がないのだから。

 ぼくの動揺を女性特有の読心術で見抜いたのか、姉さんが釘を刺すようにこう告げた。

「厳しいことを言いますが……逃げた先に安息などありません。今を戦わずに逃げる者は、これから先もずっと逃げ続ける人生が待っていることでしょう。安那子から星子を守れなかったあなたが今後世界最大の闇組織ヘリオスの追手から、星子を守りながら、逃げ続けることができると本気で思いますか。星二や明子の二の舞にならない、と。彼らはそんなに甘くはありませんよ。日本中どころか、世界中にネットワークを持っています。人間社会で生きていく以上、いずれあなたがたの情報はヘリオスの耳に入るでしょう。人里離れた山奥で誰にもかかわらず、星子と獣同然の暮らしをしていくとでも言うのですか。一生そんなことを続けていくつもりですか」

「やめて」星子が喚いた。

 そしてぼくと姉さんの間に割って入って、言った。

「もうやめてよ。兄貴はそんな、映画やドラマのヒーローじゃないんだよ。苦しんでるんだよ。どうしてそんな、いじめるようなことばかり言うの。ねえ。あんたが兄貴の本当のお姉ちゃんだったら、そんなこと言えるわけない。ねえ兄貴。ふたりでどっか、遠くに逃げようよ」

 星子の叫声きょうせいにも、姉さんはそのおごそかな表情を変えることなく、ただ冷たく見放したような眼で、黙ってぼくの眼だけを、まっすぐ見おろしていた。

「強制はしません。やる気のない者に来られても仲間を危険に晒すだけですから。少し考える時間を差しあげましょう。そうですね。三日後に答えを訊き」

「答えなど最初から決まっている!」

 ぼくが声を張りあげると、星子の顔がふたたび恐怖に染まり、姉さんは意外そうに眼を見開き、そしてにこやかにほほ笑んだ。

 そうだ。ぼくは何を迷っていたのか。ぼくが死んだら星子が不幸になるんだったら、死なないように誰よりも強くなればいい。そして星子が幸せに暮らせる新世界を、ぼくと姉さんの手で築きあげれば、すべて解決するのだ。

「ぼくは強くなるよ。星子。大丈夫。お前を残して死んだりするものか。そして必ずや世界を征服し! ぼくと姉さんの手で、みんなが幸せに暮らせる〈完全世界〉を、作りあげるのだ」

「何、言ってるの? 世界征服? そんなこと、できるわけないじゃない。どうしちゃったの兄貴。ねえ」

 星子は次第に眼尻に涙をため、震えながら喚いていた。そして親の仇を見るような怨嗟えんさに満ちた眼を、姉さんへと向けた。

「兄に何したんですか。あたしの兄貴を、返して。返せよ!」

 星子が姉さんに掴みかかろうとしたため、ぼくは間に割って入り、止めた。

 姉さんは星子の剣幕にまったく動じることなく、まるでぼくたち兄妹のやりとりを、姉というよりは幼い我が子を見守る母親のような慈愛に満ちた眼で、見つめていた。

「ほゝゝ。大丈夫ですよ。ヒデル。わたくしの説明が足りなかったのでしょう。いらぬ誤解を与えてしまったようです。親愛なる星子、我が義妹いもうとよ。ちょっと女同士、ふたりきりで腹を割ってお話ししましょうか。思えば一度も、ふたりだけでお話ししたことがありませんでしたね。いい機会ですわ」

 姉さんが星子の肩をぐわしと掴むと、どういうわけか星子はまるで蛇ににらまれた蛙のごとく瞬時に喚くのをやめ、ただがくがくとふるえながらうつむきがちにきびすを返し、姉さんと共に歩みはじめた。ぼくの脳裏に、普段の物腰やわらかな姉さんからは想像もつかない、オルガンコンサートの時のもうひとりの姉さんの記憶が、蘇った。

「ね、姉さん。乱暴な真似は」

「いやですわ、ヒデル。かわいい義妹に暴力なんてふるうはずがないでしょう。ちょっとお話しするだけですわ。もっとこの姉を信用しなさいな。ほゝゝゝ」

 止めようとしたぼくに対し、姉さんは苦笑して言った。

 一抹の不安が残る中、姉さんと星子は部屋を出ていった。

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