第十二話「覚醒」

 あれからぼくたち兄妹きょうだいには白金しろがねタワーの居住区となっている二十三階のマンションの一室が与えられ、星子せいこは編入したビル内の小中高大一貫校・私立白金学園に通いはじめた。聞いたこともない学校だったが、あの白金グループが運営している以上、不良が幅を利かせている公立の無法地帯よりはましだろう(星子の成績を考えれば、偏差値の低い底辺校にしか行き場はなかった)。

 ぼくはあの後タワー内の最先端設備を備えた病院で折れた腕を治し、特に働くこともなく、ただビル内のスポーツジムやプールで体を動かしたり、図書室で本を読み漁ったり、映画を見たり、ゲームに興じたりして時間を過ごしていた。家事は居住区専属のメイドがすべてこなし、ぼくが望めば欲しいものは白金ヒヅルが何でも買い与えてくれた。試しに始めたFXで何百万も溶かしても何のとがめもなく、女物のコスプレをして写真を撮ったり、パソコンやペンタブレットを購入してイラストを描いたり、詩や小説などといった物語を書いたり、またそれらをSNSなどに投稿して周囲の反応を楽しみ、ピアノを購入して前から好きだったショパンのノクターンを練習して弾けるようにしてみたり、時おりビル内で開催されるクラシックコンサートを聴きに行ったり、まあいろいろ。百階建ての白金タワーにはほとんど何でも揃っていて、まるでひとつの〈街〉だった。

 最初は白金ヒヅルの厚意を疑っていた星子も、次第にぼくたち兄妹を援助してくれる恩人として受け入れ、新しい学園生活にも慣れ、友達もできたようだった。以前とは比較にならないほどうるおっていた生活資金を使って高価たかいブランド品や化粧品を買い漁ってはいたが、その風采ふうさいは周囲の生徒の影響を受けたせいか、以前のような下品さはなくなっていった。コンビニで夜勤をしていた頃とは違い、兄妹ふたりで食事をとる機会も増えた。それも白金タワー内の数ある高級レストランを食べ歩くという豪勢ぶりだった。

 だが一方で、ぼくはこの生活に段々と疑問を抱くようになっていった。

 白金ヒヅルからただ一方的に与えられるだけの、今の生活を続けていいのか。後で借金のかたとして理不尽な要求を突きつけられるのでは、と。

 ぼくたちを支援する理由を訊くと、白金ヒヅルはこう答えた。

『姉が弟を助けるのに、理由が必要ですか』

 たしかに彼女は世界の長者番付に名を連ねるレベルの金持ちだが、果たして弟のぼくがかわいいという理由だけで、こんなずぶずぶに甘やかそうとするだろうか。むしろ本当にかわいい子には旅をさせようと考えるのが、親心ならぬ姉心ではないだろうか。

 ちゃらりーん、と、ふいにぼくのスマートフォンにメッセージが届いた。

 白金ヒヅルからだった。

 ビル内のコンサートホールで彼女が贔屓ひいきにしているオルガニストのコンサートがあるので一緒に行きませんか、とのこと。

 仕事もなく暇を持て余していたぼくに断る理由はなかったし、これだけ世話になっているので彼女には頭が上がらない。ふたつ返事でOKした。


 指定されたコンサートホールは白金タワーの五階にあり、まるでルネサンスの巨匠が描いたような豪華絢爛けんらんな壁画天井画に囲まれた教会の大聖堂を彷彿ほうふつとさせる、壮大にして燦爛さんらんたる空間だった。ぼくは白金ヒヅルに連れられ、完全に無人のコンサートホールのど真ん中の席に、ふたり並んで着席した。

 正面の壇上には巨大なパイプオルガンが設置されており、しばらくして黒の燕尾服を着た長身の金髪の女性が現れ、ぼくたちに深く一礼すると、パイプオルガンの前に座った。

「お待ちしていましたよ。ヒデル。今日のコンサートは貸切です。彼女の演奏は芸術ですよ。今日はふたりだけで楽しみましょう」

 直後、壇上の名も知らぬ奏者は、いきなり手を左右に大きく広げ、ぼくが小学校のころ音楽の授業で聴いた、たぶん日本人の大半が知っている名曲、バッハのトッカータとフーガ・ニ短調の特徴的な旋律を奏ではじめた。大きなコンサートホール内の空気を、パイプオルガン特有の神聖な音色が満たしていく。元は神への音の捧げ物を紡ぐための神聖な楽器であり、その建造には膨大な費用がかかった、と、音楽の授業で習った気がする。

「最近どうですか。ヒデル。元気に過ごしていますか」

 白金ヒヅルは、唐突にそんなことを訊いてきた。

「あなたには本当に感謝しています。白金さん。ぼくのことばかりか、星子の面倒まで見ていただいて」

 ぼくがそう言うと、白金ヒヅルは少し露骨に、残念そうにため息をついた。

「まだ姉とは呼んでくれないのですか。ヒデル」

 ぼくはその言葉にはっとして、あわてて取りつくろうように言った。

「あっ。ごめんなさい。じゃあ姉さん、と、呼ばせていただきます」

 ぼくが律儀に深々と一礼してそう言うと、姉さんはどこか寂しげな笑みを浮かべた。

「無理強いはしません。事情が事情とはいえ、十八年間まったく音沙汰もなかったわたくしをいきなり姉として受け入れろというのも、また理不尽な話です。が、私にとってあなたは十八年ぶりに再会できた、生き別れの弟。そんなあなたに他人行儀に振る舞われるのは、やはり寂しい。ごめんなさいね。わがままをいって」

「いえ。そんな。謝らないでください。姉さん。命を救ってもらったばかりか、住む場所まで用意してもらって、何から何まで世話してもらって。ぼくが謝りたいくらいです。何だかその、穀つぶしみたいで」

 心のどこかで負い目を感じていたせいか、ぼくは姉さんを直視できなかった。

「自分を卑下するのはお止めなさい。ヒデル。あなたを愛する者たちに失礼です」

 姉さんに真剣な眼差しではっきりと言われ、ぼくは狼狽うろたえた。

「だから、その、ぼくにも何か、役に立てることはないでしょうか」

 ぼくのその言葉を待っていたかのように、姉さんは口角を吊りあげた。

「実は、今日はその話をするために、あなたをここへ招待したのですよ。ヒデル」

 姉さんのその黄金の瞳はぼくからオルガン奏者に向けられ、ぼくは姉さんと少しの間、その荘厳にて美しい音色を堪能していた。

「あなたは、今の日本や世界の現状について、どう考えていますか」

 唐突に、姉さんはそんなことを訊いてきた。

「どうって」

 ぼくが答えに詰まっていると、姉さんはさらに質問を重ねた。

「今の日本、世界は、人類にとって素晴らしい楽園だと思いますか」

「いいえ」

 ぼくは即座に否定した。それが呼び水になったのか、思いつくままに続けた。

「科学は進歩していってるし、年々便利な世の中になっていってるが、それでぼくら庶民の暮らしがよくなったかと言えば、そうじゃない。戦争やテロリズムの脅威は年々増しているし、貧富の格差が広がったせいで、貧乏で凶暴な独身の若者が増えて進む少子高齢化、失われた二十年なんて情緒的な言葉でごまかして何も変えてこなかった結果、新居なんて夢のまた夢、親から受け継いだ家も修理できずに老朽化して、道路や建物もぼろっちくなって、まるで老人ホームのような街が増えた。まじめに勉強すればいい人生が待っているなんて大嘘で、どんなに苦労して受験戦争を勝ち抜いても、いつ馘首クビになるかわからない低収入の仕事に就いて、朝から晩まで馬車馬のように働かされる残業地獄に苦しみ、過労死したり精神に異常をきたして自殺したりする人も多い。奨学金の返済や税金、そしてもらえるどうかもわからない年金の支払いに追われ、休日は疲れ果てろくに外にも出ずにネットサーフィンか、あるいは恥ずかしい日本万歳番組でも見ながら、床の抜けたアパートで添加物まみれのジャンクフードを食べる。その裏で違法な手段で儲けてのうのうと肥え太る豚ども、他人を陥れたり傷つけたりしてでも己の利益を追求する忌々しいウィルスのようなやつらもいる。善人は決して報われず、栄えるのはいつも軍事的強者、腐敗した政治家、官僚、財界の詐欺師たち。自分を幸福にできなかった人々は、他人の幸福を心の底から祝福できるわけもなく、成功者を見ては足を引っ張り、自分たちと同じ肥溜めに引きずりこもうとする。自暴自棄になって刃物を持って暴れたり、車で人の群れに突っこんだりして、最近よくニュースになっている狂人たちも、大抵幸せを掴めなかった人たちなんだ。生活がそこそこ豊かで安定していて、守るべき家族もいれば、自ら犯罪者になろうなんて思うものか。素晴らしい楽園だなんてとんでもない。この世は苦界くがいだ」

 急に饒舌じょうぜつになったぼくを見て、姉さんは驚いたように眼を見開き、口もとに手をあてて「あら」と声をらした。今まで誰にも語ることのなかった、ぼくのこの世界に対する不満と呪詛じゅそが、せきを切ったように一気に口をついて出たという感じだった。それもそのはず。今まで学友たちに社会問題や政治の話を切りだしたことは何度かあったが、その度に「意識高い系」などという小馬鹿にしたようなレッテルを張られ、煙たがられてきた。彼らにとって関心があるのは、今の世の中を自分たちの手で良くするための討論よりも、好きなゲームやアニメ、音楽、スポーツ、芸能人のスキャンダル話とかで、ぼくは次第に彼らとは距離を置くようになっていった。

 姉さんは若干意地悪そうに眼を細め、こう訊いた。

「では、あなたは世の中を変えるために何かをしてきた、と」

 姉さんの問いに、ぼくは即答した。

「父さんと一緒にデモに参加したり、議員に手紙を書いたりしたことくらいなら」

 実際に一家総出でイラク戦争に反対するデモに参加したり、父にあおられて表現の自由規制法案を推進する議員に抗議の手紙を書いたことがある。それもこれも社会派の父さんの影響と言えばそれまでだが。

「なるほど。なるほど。すばらしい。おほゝゝゝゝ」

 何がツボに触れたのか、姉さんは突然派手な黄金の極楽鳥が描かれた扇子を広げ、口もとを隠して笑いだした。

「それで。あなたは何かを変えられましたか。お父様と行ったデモは、世論を動かしましたか。議員さんは、手紙の返事をくれましたか」

 姉さんの少し意地悪な質問に、ぼくはただうつむいてかぶりを振った。

「そうでしょうね。社会制度とは本来、権力を手にした者たちがそれを利用、維持するために警察や教育、団体などを支配するためのもの。何の力も持たない一般人が、そこから逸脱せずに世の中を変えようと思っても、よほどセンセーショナルな事件でも起きないかぎり難しいでしょう」

「ではテロでも起こせと言うんですか。どこかのきちがいみたいにトラックで歩行者天国に突っこんだり、火だるまになってビルから飛び降りろ、と」

「そうではありません。そんなことをしてもあなたは狂人として社会から抹殺されるだけ。もっと頭を使いましょう」

 ぼくが興奮して反論すると、姉さんは子供をなだめるように優しい口調でそう言った。

「ぼくのような貧乏人にできることなんて、せいぜいそんなものですよ。選挙に行くとか、デモに参加するとか。ぼくには金も権力も人脈もない。あなたとは違う」

「そうでしょうか。わたくしにはとてもそうは見えませんね。あなたは無限の可能性を秘めた、眠れる獅子です」

 聞いているこっちが気恥ずかしくなるようなことを、姉さんは平然と言った。

わたくしの目的を言わせていただきましょう。この世界から戦争と貧困と環境破壊をなくし、全人類が平和で豊かで健やかに暮らせる〈完全世界〉を創ること。それを実現するために手段は選びません。この手がどんなに汚れようと、どんな犠牲を払おうと、立ちはだかる敵をすべて排除し、成し遂げてみせる」

 姉さんの突然の強い口調と言葉に、ぼくは血の気が引いた。

 恐れおのの後退あとじさるぼくを見て、姉さんの眼は優しくなるどころかさらに追い打ちをかけるように嗜虐的に細められ、ぼくは思わず「ひ」と呻いた。

わたくしが怖いのですか。ヒデル。ですが、はっきり言います。人間の歴史とは戦いの歴史です。人類史を思い返してみなさい。有史以来、この世界に戦争のない時代が果たしてどれだけありましたか。自分から攻撃しなければ戦は起こらない、そんなことで平和が保てるなら、戦などとっくの昔になくなっているでしょう。現実の歴史では平和を掲げ、武器を放棄した国は他国に侵略され、平和を愛するとうたった民族は虐殺される。大国は他国の脅威から自国を守るために核武装し、他国にそれを与えまいと自国有利の〈国際法〉を作る。貧しい国は安全確保のために大国にしがみつき、大国もまた他の大国に勝つため、また利益をしぼりとるために小国を守り、支配している。どの国も自国の利益ばかり考え、多くの血が流れるにもかかわらず、限られた資源や領土をめぐって、争い続けている。誰かが導かねばならないのです」

 理想に酔いしれる独裁者。

 ヒトラーやスターリンといった、大勢の人間を虐殺した歴史上の狂人たちが、ぼくの脳裏をよぎった。

「あ、あなたは、この日本で、一体何をするつもりなんだ。暴力革命でも起こすつもりなのか。ぼ、ぼくはいやだ。流血の上に何かを築くなんて。もっと平和的なやり方が」

 姉さんはぼくの言葉を遮って言った。

高神麗那たかがみれいな安那子善三あなごぜんぞうが、あなたの話に耳を傾けてくれましたか。また権力の横暴に腰を屈するのですか。ご両親を殺し、星子を虐げた者たちを野放しにして、また同じことが起きても、ただ指をくわえて眺めていますか」

 姉さんはまるでぼくをいじめるように、とどめの一言を放った。

「わあ」

 安那子に犯される星子の姿と、それを眼の当たりにしながら何もできないでいた、あのトラウマが蘇った。そしてがたがたと震えるその手で顔を覆い隠し、ぼくは泣き出してしまった。

「うわあん。母さん」

 姉さんは容赦なくぼくの顔から手を強引に引きはがし、反対の手で顎をぐわしと掴み、自分の方へと引き寄せた。鼻先が触れるほどすぐ近くに、先ほどとは打って変わって大きく見開かれた姉さんのふたつの黄金の瞳。そこには神秘的というよりは悪魔的、まるで見るものすべてを焼き尽くす暴力的で禍々しい破壊の光が、宿っていた。

「ああ。やめて。許して。助けて。母さん」

「泣けば許されるとでも思っているのですか。あなたは。明子はもうこの世にはいない。あなたがそんなことでは、今度こそ星子はご両親の後を追うことになるでしょうね」

 見た目のか細さとは裏腹に万力のような力で顔を締めつけられ、ぼくは抗いようがなかった。

「い、いやだ。いやだ。星子まで失ってしまったら、ぼくはもう生きていけない。いやだ。いやだ」

「ならば戦いなさい。戦えない者に権利などありません。自由と幸福は決して天から降ってはこない。それが現実です。わたくしは何も一人で国家に立ち向かえと言っているのではありません。それはただの自殺です。力がないのなら、頭を使いなさい。謀略の限りを尽くし、戦わずに勝利するのです。幸いあなたは同じ敵を持つ同志に恵まれている。我々の仲間になりなさい、ヒデル。そして変えるのです。この理不尽な世界を。あなたや星子のような善良な人々が、安心して暮らせる世界を、我々の手で作りあげるのです!」

 とたん姉さんの太陽を模したと思われる黄金の髪飾りが輝き、彼女から後光がさしたかのような錯覚を、ぼくに与えた。姉さんがもはや人ではなく、人類を超越した何か、そう、全知全能の神のように思えたのだ。彼女が世界を変えるのは運命。彼女と一緒なら、どんな困難も乗り越えられる。どんな理想をも実現できる。そんな圧倒的カリスマ、意志を強く持たねば思わずひざまずいてしまう不可思議な魅力が、姉さんにはあった。

「あなたは自分の本当の価値に気づいていない。あなたはダイヤの原石です。我々のもとで学び、鍛錬を積めば、やがて世界を変える大器となる。このわたくし、白金ヒヅルが保証します」

 姉さんのその言葉は岩清水のごとくぼくの心の奥底まで浸透し、安那子あなごたちに踏みにじられ、打ちひしがれていたぼくの自信を、ふたたび呼びました。そして同時に、封印されていたマグマのように煮えたぎる憎悪と闘志が、ぼくの全身を支配した。

 そうだ。ぼくは何を迷っているんだ。この糞ったれな世界に神も仏もいるものか。この世界には正義も秩序もない。だから父さんや母さんは殺され、星子は強姦された! こんな世界は滅びるべきだ。そして、我々の手で、平和で秩序ある新世界を創りあげるのだ。我々がやらねば、誰がやる!

「倒す。この手で。星子を傷つけようとする腐れ外道どもは、全部全部、ぼくが殺して、肥溜めにぶちこんでやる!」

「あなたとわたくし、そして白金機関の優秀なエージェントたちが力を合わせれば、世界を征服し、〈完全世界〉を築きあげることができる。我々の手で暴力と恐怖にる旧世界秩序を破壊し、悪の栄える世界に終止符を打つのです!」

 そう! この真綿まわたで首を締められるような閉塞感に満ちた世界を、ぼくは心のどこかでぶち壊してしまいたいと願っていたじゃないか。彼女の誘いを断れば、それを実行するチャンスはもう二度と訪れないかもしれない。何よりぼくはもう国家に楯突いた反逆者。国家は父さんと母さんを殺し、妹を強姦し、ぼくを殺そうとした。星子がぼくの眼の前で安那子に犯されていたとき、ぼくは何もできなかった。この人もどきを滅ぼすためなら悪魔に魂を売ることすらいとわない。そう思ったんじゃなかったのか。そんな最高のチャンスが、今、眼の前にぶら下がっているんだぞ!

「あなたについて行きます、姉さん! 我々の手で〈完全世界〉を!」

 ぼくは拳を振りあげ、美しいパイプオルガンの音色をかき消すような叫声きょうせいを張りあげていた。

「大変よろしい。おほゝゝゝゝゝ」

 そんなぼくを見て、姉さんは満足げに朗らかな、しかしどこかいびつな笑みを、浮かべた。

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