第24話妹

妹は歌う曲を選んだ。


「う、歌います。俺たちのセ〇ブレーション」


ポルノグ〇フィティが歌ってる曲か…もうおじさんだよな…あの人ら。


「お、中々古い曲選ぶじゃん!」

「知ってるんですか」

「だってこの前コンサート開いてたじゃない」

「し、知りません」

「あ、歌い出しましたよ」

「まーるーい月がーずっと笑いかけてくる〜」

「懐かしー」


〜30分後〜


「じゃあ1曲歌いまあす!」

「おお!オオタカさんまた歌うんですか!?」

「何時(いつ)でも誰かがー」

「え?それってジブリの…」

「そうそう」

「カクテルください!」

「お客さん良いんですか〜」

「良いですよー歌って飲むって最高でしょう」

「確かに!」

「それにしてもスカイインパルスってなんすか」

「あーそれね、実は」

「はい、カップルとフレンズ3名入りましたー!」

「フレンズさん何飲みますかー!」

「まあ良いか歌おう」

「フレンズさん達と歌うのって楽しいな」


溶け込む月をそう見ながら思った。


「そういえば妹さんがハマってるのって一昔前のよね」

「え、あ!そういえば!」

「ポルノ〇ラフィティとか高〇優とか星〇源とか…」

「うーん変わってないんですよね」

「え?」

「いや、妹って趣味が変わるように見えて、実は変わってないんですよ」

「なるはどねー私もじゃぱりまんの味は良く変えてるけどやっぱりシナモン味が良いのよねー」

「そ、それは違うかと」

「一緒よ」

「はい」

「もうすぐホテル閉まるけど大丈夫?」

「あ!本当だ!帰るよ!」

「元気でね!」

「はい!」


こうしてギリギリホテルに帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る