第8話ジョフは大人でち

さてこの2人をどうするか。


「ごめんなさい…ヒック…かっこいい所を見せたくて…うぅぅぅ…」

「ジョフを知らないなんてあんまりでち!謝らないでち!」


と、このように泣いていたり逆ギレしている…そうだ!ポッケにいつのか分からないラムネがあったんだ!


「はい」

「うぅぅ…あ…」

「でち?」

「これあげるから、忘れていいよ」

「ありがとう…うう」

「え!?ジョフにくれるでちか!?ありが…おっと引っかかるとこだったでち!」

「え?」

「ジョフは大人だからワサビ茶漬けを食べるでち!」

「ええー」


難しい子と会っちゃった…


「そうだ、ジョフちゃん大人なんでしょう」

「そうでち!ジョフはホラー映画しか観ないでち!」

「だったらこれ解る?」

「ジョフちゃんは計算はまだ出来ないんですよー!」

「掛け算の7の段」

「でちー!ジョフは大人だから不可能はないでちぃぃぃぃ!!」

「じゃあ7×3=はいくつ?」

「えっと…7が…7が…でちぃぃ…」


バタ!!


「ジョフちゃん!」

「あ…ご、ごめん」


〜ジャパリ病院にて〜


「気絶してるだけです」

「良かった…すいません僕が無理な計算をさせようとして…」

「いや、良いんですよ。この子、強がりなんで」

「そうですか…」

「ヒメアリクイさん。無闇に人やフレンズを襲わないでくださいね」

「ごめんなさい…そうだ!これを…」

「何?これ」

「おや、PPPのコンサートチケットじゃないか。良いのかい?」

「迷惑かけてしまったんで…ほんのお詫びです」

「ありがとう、ヒメちゃん」

「え!?ヒメちゃんって私のことですか!?」

「そうだよ」

「あだ名で呼ばれたのって初めてなんで…嬉しい」


なんだ、普通に可愛い子じゃないか


「おーいジョフー見舞いに来たでー」

「でち…ヒョウでちか…」

「何残念なことゆうてんねん!こう見えて急いで来たんやで!」

「あ、ジョフさん目が覚めましたね」

「あ!ほんとでち!」

「全く…世話かけるやっちゃなー」

「ジョフちゃんごめんね…お詫びにワサビ茶漬けネットで注文しとくね」

「ネットでち?」

「え?ネット知らないの?」

「ジョフは何でも知ってるでち!」

「そう言ってほんまは知らんのやろー」

「解るでち!」

「あの…貴方は…」

「あ?うちのこと?ヒョウや、ジョフの面倒みてんねん。よろしく」

「そうですか」

「ジョフはもう寝るでち!」

「スネてるんやな」

「可愛いですね」

「ほんまやな」

「はい!」


こうして、夕方になろうとしていた。

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