(3)ペルソナ融解および再構築
最後の到達点。アヘリストが理想する真理。
我々が行き着くことが出来るのだろうか?
だがいずれこの段階にまでたどり着くものもいるだろう。
それを思い、この最終工程を説明する。
究極の快楽(アルティメットエクスタシー)と「究極の愛(アルティメットラブ)というアヘの階段を昇りつめていくうちに自我は削られていく。
そして自我は溶融し、ただただ昇りつめていくのだ『アヘの天上へ』。
最初のアヘ到達(ファーストインプレッションアヘ)によって大量のドーパミン、セロトニンが放出された『アヘ受益者』は強烈な体験を脳に焼きつけられる。
以後、これにより受益者のアヘ到達への簡略化が見込まれる。
その段階まで過ぎてしまえば、相手のことを気遣いながら『アヘる』という行動を刷りんでいくだけ。
つまり『基本的にアヘる』という事を理屈ではなく絶対的な倫理として再構築するのだ。
現段階での研究ではここまでしか説明できない。
人類はまだ前段階に到達しきっていいないのだから……。
だが幾十年、いや幾百年の先には到達するかもしれない。
その時には私のこの研究がその一助になれば幸いである。
アヘよ……その無限ある可能性に敬意をはらう。
終考
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