(2)快楽と絶対なる自己肯定

     『快楽と絶対なる自己肯定』


 前項はいわゆる普通のアベックが想定する愛の到達点である。


 この段階を経ることによって男女はアヘ顔のスタート地点に立つことができる。


 次の段階である本項では『究極の愛(アルティメットラブ)』と『究極の快楽』(アルティメットエクタスタシー)の両軸で女性の自我を幸せの名のもとに自己崩壊させることが到達目標だ。


 実はこの段階を突破する心理的技術、技巧は現段階では確立されてはいない。


これは個人によって好みや求めていること、そして各自の思考等という自己像の複雑さが相互に影響しあっているためである。


 『人は人であるがゆえにアヘまでは到達し得ない』という定説がアヘ学会では有力ではあったが、数々の先人が築き上げたデータや推測によって、先程述べた問題はおよそ400万人分のアヘ顔経験者を集めれば、ある程度の流れは確立されるとが予想されている。


だが現段階ではそこまでのサンプルを得ずにいるのでまだ仮説の域をでない。

 

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