第10話 奇襲作戦
翌日シテン隊長は、敵本部を撹乱すべく奇襲作戦を敢行した。いきなり敵の本部の中で暴れだし、そのまま逃走をし始めたのである。まさに前日の宣言通り破天荒そのままだった。
十数名の隊員を異世界侵略軍の歩兵に変装させ、敵本部近くまで潜入させていたのである。
一見無謀で原始的な作戦と思われがちだが、こういった泥臭いゲリラ作戦こそが一番効果のあることをシテン隊長は長年の経験から知っていた。
新防御システム『ノベル0』の効果が切れたばかりで、異世界侵略軍はまだ次の攻撃を旬順していた時期だったことも影響していたのかも知れない。
異世界侵略軍はこの奇襲により、一時後退を余儀なくさせられた。
シテン隊は一人の犠牲も出すことなく敵の本陣を撹乱した上で、無事帰還を果たしたのである。作戦は大成功といえるだろう。
しかし、ことはそう簡単には終わらなかった。
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