一行で書くのを諦めた異世界ファンタジー  (完)

筆者さま:卯月

キーワード:設定 世界観 異世界 創作論


あらすじ

異世界を考えるのが難しすぎて挫折した作者の設定ノート。


感想

設定にこだわる人なら共感しまくりの内容(笑)。異世界って真面

目に考えると決めなきゃいけない要素が多すぎてやばい。各種単位、地形、文化風習……


~~~


マリーの村から、領主さまの館まで、歩いて一時間。


 そこで、はたと疑問が生じた。

 ……ここ、異世界だけど、「時間」という単位はあるのか?


 これは、単位をジカンと呼ぶかhourと呼ぶか、それとも異世界における独自名称をつけるか、という話ではなく、「この世界に1日を24等分する考え方は存在するか」という問題である。

 ……いや、その前に。「日」という単位は、あるよね?


~~~


そこで閃く。

 ――1日を24等分すること自体を、諦めればいいんだ!

 じゃあ、10で割ろう!

 と考えて、再び、はたと疑問が生じた。

 地球で10進法が発生した理由は、人類の指が両手で10本だからだろう。


 ……マリーの指は、本当に10本だろうか?


~~~


いや~、分かります分かります。爆笑と共感の嵐。異世界を物理法則・生物進化・文化とかまで考え出すと深みにはまってやばい。

「なんとなくでいいや!」というファンタジー思考だと面白ければ無問題なんですが、SF的なリアリティを求めるとね……作者さまはとても真摯で好感が持てます。

人の創作過程を見学するのはとても楽しいですよね! 世界観・設定にこだわるタイプの人間にはたまらない内容です。


状態:完結

文字数:29,990文字


個人的高評価ポイント

◇ アイディアが良い!


作品URL

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882655952

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