鋼鉄武装メタリオン~ファンタジー世界で変身ヒーロー頑張る
タナバ
第1話鋼刃武装メタリオン第一話 始まりは神様と共に
鋼刃武装メタリオン
五年ほど前に日曜のゴールデンタイムに始まり、現在でも視聴率70%越えを誇る人気のテレビ番組。
現在も放映されながらも過去の番組が再放送されそちらも視聴率は50%越えは当たり前。
あらすじは、世界を支配しょうとする悪の宗教団体マジナス。
邪神マジナリアムと言う存在を崇めていたその組織に家族を殺すと脅され、
様々な技術を提供していた本間 武司【ほんま たけし】博士は、ついに自身の最高傑作である新システムメタリオンを、完成させる。
これさえ有れば家族を助けてやれると開発データーと共に正義の化身メタリオンへと変わるためのブレスレットメタギアを、自分の助手 火野 泉【ひの いずみ】に預け、家族の救出を頼み組織から脱走させると、自分は身を持って時間を稼いだ
脱走した泉は、博士の家へと向かうが、博士の家族はマジナスが放った擬人化した狼のような怪人により、
妻も娘も殺され残るはまだ12才になったばかりの息子である鋼【こう】を残すのみだった。
泉は助けようとメタギアを起動しょうとするも動かず、怪人の手が降りおろされようとした時
「俺は…母さんも姉さんも守れなかった…力が…守る力が…」
鋼の思いに答えるようにメタギアから光が走り、
次の瞬間両肩に太陽のような赤い光を宿す銀色の鎧姿に変わっていた。
鋼は父親の作ったシステムメタリオンの力で怪人を倒すと、泉と共にマジナスと戦う決意を決めたのである。
と言うのが鋼刃武装メタリオンのあらすじで、今俺が見ているテレビには、マジナス日本支部のボスがどこにいるか探している話が流れている。
今人気の俳優で身長が180センチもあるイケメンが主人公の鋼役をやっている。
俺の横では身長145センチで、俺より三センチも小さく見た目は子供だが、今年で28のちっパイ人が、テレビに映るバストEカップ女優が演じる美人助手泉を親の敵のように睨んでいた
多分鏡を見たら俺もテレビに映る鋼役のイケメン俳優を似たような顔で睨んでいるだろう。
何故なら良く女の子と間違えられると言う不名誉な俺の名前は本間 鋼。
俺の右手には銀色のブレスレットが光っている
隣でテレビを睨みながらポテチを怒りと共に飲み込むように、押し込んでいる昼間出歩いていると、迷子と良く間違えられる女性の名前は火野 泉。
ちなみに放映はされていないし、まだ撮影もされていないが、この後の展開は日本支部を倒すもアメリカ支部のマジナスが日本へと進出。
泉の協力により量産型メタリオンであるスチーリオンが完成し、それを装着した自衛隊の協力でアメリカ支部を撃破。
スチーリオンの協力もあり世界中のマジナスを撃破し残党がたまに暴れだすわりと平和な状況に変わる
まぁ、ここまで言えば分かると思うが…鋼鉄武装メタリオンは、いわゆるノーフィクションであり、俺と隣で
「巨乳もげろ!そして、私に寄越せ…いっそマジナスの残党当たりのせいにして巨乳が貧乳になるウィルスを作成して流すか…」
等と物騒この上ない事を言っている女性は、当事者である鋼と泉だ。
まぁ、気持ちは分かるよ…
頑張ってマジナスと戦ったのに、私生活も少しだがテレビで流される羞恥プレイ
その上配役は嫌みのように高身長のイケメン俳優と、ナイスバディな女優と自分には無いものを持つ人達。
まぁ、マジナスが暴れていた時は、皆に希望を与えるため正義の象徴が必要だからと、テレビ放映されるのは許可したけど……
今は残党逹が細々活動してるだけだしテレビ放映しなくても良いだろうと思うし、俺の家にはメタリオンに憧れる子供逹やファンが、俺が鋼だと知ると、毎日のように来る為。
定期的に家を帰て、外出時は変装をする必要がある始末。
更にメタリオンに付いての秘密を知るが、自衛手段の無い泉さんとは同じ家に住まないと行けないから、彼女もできない…
はぁ…別の世界に行きたい…
「私は田中 一【たなか はじめ】と申します。神をしていますが…すみませんが、貴方には別の世界でヒーローをしてもらいます」
えっと、気が付けば家はボロボロで、隣では唖然と足元を見つめる泉さん。
何かショックな事が会ったのか一時間ほど前からの記憶が思い出せない…
だが、分かることは一つある
俺達は死んだ……何故なら俺達二人の死体が足元には転がっていたから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます