新てっぺん2(縁)

伊藤勇

第1話

『縁』組解散後

数年間フリーで活動していた勇だが再三の勧誘と組での座布団の位置で関西系の大組織と縁をもち某組系○○組系○○会会長舎弟という座布団の位置で縁をもった。縁をもったらもったでシノギと義理で大忙しな日々であるヤクザ者なんて所詮は金であるあまりの義理の多さに勇は『兄貴此では俺が積むよ。』と言った。したら兄貴分の会長は、すぐに『本部の仕事があるから』と会長にしたら上部団体の本部仕事では、下手打てない(失敗出来ない)シノギだから、端から勇にさせたいシノギだったみたいで勇は見事に嵌まったのであった勇は心の中で<ちっ食えねーな>と呟き(苦笑)『ほな、明日赤プリスィートに2時に頼むで。』勇は『なんだよ兄貴もう決まってたんだ。なんだよ、<きったねーな>。(笑)』すると会長が『こりゃデケーぞ』勇は『知らねーよ(怒)⁉』と

流石に勇も呆れ顔だ。

仕方ない…しぶしぶ引き受けたが…勇も安目を売りたくないのでそれは会長だろうとだ兄貴分だろうと同じだ。金の苦労だけは今さらしたくないという強い思いもあった。若い者のシノギも考えないとならないのでだ 翌日赤プリに約束の2時間前に着いてロビーで兄貴分と本部の人間の到着を待ち、それからスィートに向かい、ドアを開けっぱなしで打ち合わせが始まった勿論廊下ドア付近に若い者は立ち番してるがすぐに議題となり本部の人間から『勇さん此れから毎月10キロさばいてほしぃんや、それ以上でもかまいまへんが、先ずは10からいきましょかそして、西まで受け取りに来てや。』『ハイそのくらいでしたら。それと、単価なんですが。』『心配はいりまへんで身内に廻す品や、安心しとってや、キロ片手(500万)や。』『ハイ解りました。』『ほな頼みます。』『ハイお願いします。』此でビジネスの打ち合わせは終わり。至ってシンプルである。『兄貴俺此れから銀座と六本木と歌舞伎町に打ち合わせに行くから此処で失礼します。』『おぅ、わかったで。ほな終わったら事務所か、家顔出してや。』『横浜までですか、兄貴は本当に濃き使いますね…ハイ解りました行きます。』勇は此で大好きな女遊びも暫くできない。そんな時は普段連絡などしない、内妻のみゆきに、きちっと電話して『今日、ご飯いらない。此れから横浜、事務所顔だすから。』するとみゆきは『あやしぃなぁ、普段連絡しない、勇ちゃんがどういう風の吹き回しなの。』『みゆきちゃんなにいってるんですか、俺だってできる時はしますよ。』『そうだよね普段は女が居てできないもんね。』『なにいってんですか、お前(みゆき)に良い暮らしをさせたいから頑張ってるんですよ<本当は見栄はる君だから自分のためだけど(笑)>(毎日体かけてシノギしてるんですよ、信用して下さい。』『そりゃ私だってイイ暮らしはしたいよ、でもね勇ちゃんが傍に居ないと意味ないの。何時も言ってるでしょ。』『俺も何時も言ってるけど懲役(刑務所)とは背中合わせなんだと。わかったまぁいいや。今日中には帰るから。時間はわからない。』『寄り道は?。』『うん、するよ、光信が、運転手してるから赤提灯で飯🍚食ってから帰る。だからおまんこ洗ってまってて、じゃね。』舎弟の光信が『兄貴姐さんに信用ゼロですね。』(笑)『まぁな。片っ端から、(おまんこ)ばかりしてりゃ…な。』『でもな俺のエライ処は外でやっても家でちゃんとするとこだぜ』『兄貴それは威張るとこじゃないですよ。いやっでも確かにスゴい。ある意味。』『だろ❗。さぁー、…六本木だ頭切り換えろ。』『ハイでもお言葉ですがそりゃ兄貴じゃないですか。』『光信、テメー誰に口きいてんだ、余計なこと言ってんじゃねー。ジリリリーン、ジリリリーン、『もしもし、勇です、ごくろうさんです、代行あと5分でスタバです』『勇さん、ごくろうさんです今行きます。』港区に総本部をを置く○○会系某会代行と打ち合わせ『代行ある程度量入るけど幾つくらい引きますか、今、デコ(警察)がうるさいし(厳しくて)入らないですから多少値は張りますけど。』『わかってますよ、うちは5キロでも10キロでもほしいですね。いつになりますか。』『1週間以内にご連絡します。では代行今日の処はお疲れ様でした。』『勇さんお疲れ様でした。お願いします。』『光信、近いうちに、西行くけどお前のほか誰がイイか考えといて、下手打てないからしっかりしてるの二人連れてくから。』そして数日後、勇の所属する某組系○○組○○会本家(会長、兄貴分) から電話があり『5千万を取り来てや用意してあるから。』数日後、西に行き1回目無事に終わり取引先客への受け渡しも無事に済み現場は終わり『オゥ光信、横浜の本家行くぞ。』『兄貴お疲れ様でした。』『さぁー会長に挨拶したら遊ぶぞ呑み行くぞ若い者集めろいつもの赤提灯でイイよ。』勇は、『会長上がりです。元金含め1億あります。』『ごくろうさん、勇は仕事が早いのぅ、元金引いた、半分持ってけや。』『有難うございます。光信戴け。』『会長では失礼します。』『次も頼むでごくろうさん。』『おい光信1つ寄越せ』『兄貴どうするんですか。』『姐さんに小遣いだよ。』『えっ一千もですか。』『あぁ、そうだよ、今の、うちの会で姐さんに一千届けるのは、俺くらいだろ。』『さぁー帰ろうぜ。』『お前は幾らほしい、帰ったらな。先ず家先に行こう。』『若い者どうしますか。』『待たせとけ。』『光信、抜いた1キロは100G(グラム)ずつ出せ、なるべく早めにさばけよ、お前の客居るだろ上がりは半分持ってこい。』トゥルルトゥルル『今下、光信連れて帰るから』『ハイお帰りご飯は?』『いらない。じゃな。』ピンポーン。『ただいま。』『お帰り早かったね。』『うん、会長に引き止められなかったから。』『みゆきちゃんに1分1秒でも早く逢いたかったんですよ。』『勇ちゃん嘘でも嬉しい。』『オゥ光信入れ。』みゆきお茶と封筒持って来て、『光信帯切れ。』『光信3つな。三百だ。』『後は50と30は3つずつ作って。』『できました。』『3つじゃすくねーけど光信は三百な。』『みゆき帰ったら渡すから。』『えっ出掛けるの、うん若いのが赤提灯で待ってるんだ、遅くならないから一緒に行くか?』『皆気遣うからいかない。』『わかった。行って来る。』『光信、腹へったろ。』店入ると『御苦労様です。』『店の中で挨拶すんな、他のお客さんが驚くだろ。』『スミマセン』『イッパイ食ったか。』『俺たちは腹ペコだよ(笑)。』『ハイ頂きましたスミマセン。』

『払いはお前らな…(笑)まぁいい座れ』『俺タンタカタンのロックと焼きそば光信は、頼め。』『皆食ったら帰るぞ』『おい皆気持ちだ。受け取ってくれごくろうさんだったな。』『光信10万渡すから呑み連れてってやってくれ頼むな。』『兄貴送ります。』『いいよ、タクシーで帰るから。』じゃぁな『頂きました御苦労様でした。』『おぅごくろうさん。』『トゥルル帰る。今下。』『ピンポーン、『お帰り、早かったね。』うんただいま。みゆき今月分50足りるかな、それと小遣い20ね。』『うん。』『カラオケいこうか。』『うん嬉しい二人で出掛けるのひさびさだね。』『うんゴメンね何時も寂しい思いさせて明日デートしよ。』『うん何処連れてってくれるの。』ジリリリーン『ハイ、どうした若頭(かしら)。』『夜分失礼します。間違いが起こりました。』『わかった、事務所でイイかなすぐ向かいます。』トゥルル、トゥルル『ハイ、光信です御苦労様です』『おぅ、光信、楽しんでるとこ、わりぃな、間違いだ、今、何処にいる『立川のキャバクラ○○です。』今から行くから全員店の前な。』外出を楽しみにしてる、みゆきにはかわいそうだが『ネェ、みゆきちゃん大変ワルイんですが立川迄乗せてってくれるゴメンね、訳はクルマで話すから。』『仕方ないね、私は1人の女だけど、勇ちゃんは24時間ヤクザだもんネ仕方ないよ。『ゴメンね。』私は勇ちゃんの女だしね立川の何処?。』みゆきの目からポロポロ泪が溢れだした『南口。みゆき、コンビニに寄って。』『ファミマでイイかな。』『何処でもイイよ…アリガトね、水買って来てくれる、運転交代しよ。』『立川迄まだあるよ。』『うん後、運転してくよ。みゆきワリィケド立川からタクシーで帰ってな、ゴメンね。』『まだ電車あるよ!。』『ふふふ、ははは、ほんとに、お前は経済的な女だなタクシーで帰りなさい。』『笑わないでよ、わかったから。』『この埋め合わせは必ずするから。そこ曲がればタクシー乗り場だから。気を付けるんだよじゃね。』パッパッァーン。御苦労様です。『おぅ、光信と高広乗れ、取り敢えず事務所な。運転平気な奴居るだろ?俺が先頭きるからお前らついて来いよ。。』『兄貴のセルシオ自分が運転します。』『光信酔ってんだろ、イイや俺運転するから』『きっと兄貴と然程変わらないと思うので自分に運転させて下さい。』こんな感じで横浜の事務所迄深夜のドライブであったトゥルルトゥルル、『若頭(かしら)うちのもんが呑み屋でやれたんですよね。…何やってんですか、すぐに、かちこみかけろないと、笑われますよ寝惚けてんなよ若頭。』『伯父貴だから伯父貴に相談しようと思って。』『若頭相談も何もねーんだよ、何のための若頭ですか、行くんだよそれしか、ないじゃない。』

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新てっぺん2(縁) 伊藤勇 @Kathunori

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