第19話 突如現れる別れの兆し
「金弐ー! 金弐はいるかー!?」
ある日私が教室でお弁当を食べてると、校長先生が私を呼びに来たの。 なんだろう…
「わたしでーす!」
「おお、いたかいたか。実はお前にお客様が…」
え?私にお客さん?誰だろう…
私は校長先生に連れられ、校長室の前に着いた。
「なんかよく分からないけど偉い人らしいから、失礼の無いように頼むぞ。」
「は、はい。わ、分かりました。」
緊張する… 全身の毛穴からプロテインとたんぱく質が溶けた汗が出てくる…
私はリラックスしてノックした(ノックでドアに穴が開いた)。
「はーい。」
中から声が聞こえたので、ドアノブをひねって(ドアノブがもげた)、ドアを押して(ドアはふっ飛んでいった)中に入ると…
「やっぱりあんたが金弐さんだったか…!」
「あなたは、あのときの…!」
そこにいたのは、私がリンゴジュースを飲ませてあげたお婆さんだったの!
「どうして私の名前が分かったんです?」
「あんたが長崎で
クリュウって確か… NAMATAMAGOジムを占拠してた人…?
「実はわしはクリュウの…」
「えっ、あの人のお婆さんかお母さんなんですか?」
「そうじゃ。わしはクリュウの近所に住んでおった… あの子とはよくお話してたわい…」
「何がそうだったのかは分からなかったですけど、そうだったんですね…」
長い沈黙。緊張で喉が乾き、私の体はプロテインを求める。
「わしはあんたに…」
「は、はい…」
「あんたにわしのチームに入ってほしいんじゃ。」
「ほえ?」
「紹介しようッ! わしのチームとは![筋肉で世界を救おう団]じゃ!」
「[筋肉で世界を救おう団]…?(ださい!)」
「クリュウは確かに間違っていた。だがたんたは間違ったクリュウに正しい道に戻るきっかけを与えた! わしは感動したのじゃ!」
「は、はぁ…」
「どうじゃ? あんたの筋肉で平和な世の中を作ってみんか?」
なんだかよく分からないけど楽しそう!
「は、入ります!」
「そう言ってくれると思ってたぞ! よっしゃ早速準備じゃ! 航空会社に話はつけておる! 明後日にブラジルに出発じゃ!」
え… ブラジル…?
「しばらく日本には帰れんが、一緒に頑張ろうぞ!」
日本に… 帰れない…?
喜太郎くんと会えない…?
最終話へ続く
参考 Wikipedia
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます