『シティーハンター 史上最香のミッション』 ホモになったリョウ

 香水をめぐって、リョウがホモ化を治そうと奮闘する話。


「香水型惚れ薬」を悪党から守ってほしいというミッションを引き受けたリョウは、手違いで依頼人のおっさんにホレてしまう。


 タイムリミットは48時間。それまでに香水に同封された解毒剤を手に入れなければ、リョウは永久にホモとして生きなければならない。


 俺は、ジャッキー版CHは未視聴。


 主演のフィリップ・ラショーは、監督も務めている。

 アマプラで『デラックス吹替版』が100円だったので視聴。


「リョウがホモになりそう!」

 というつかみは最高だった。

 

 あれだけモッコリを連呼していたのに、中年男性の虜になっているというシチュエーションは、リョウの性格を知っている人からすると笑えるかと。


 アクションはさすが海外映画というレベルで、大ピンチなのにリョウらしく切り抜ける場面がある。


 また、予告編などでも上映されたクライマックスの戦闘シーンも、外国の演者なので映える。


 外国人が演じているのに、しっかりとCHのリョウなのは、実に好感が持てた。

 


 あと、香水に取り憑かれるシーンの天丼がすごい。


 完成度だが、海坊主はあのまま。中の人も一緒だ。


 カオリの兄ヒデユキの完成度が一番高かった。


 神谷明さんや伊倉一恵は、ちょい役で登場。


 リョウの声が山ちゃんなので、

「実質オースティン・パワーズ」

 というカンジだ。


 ノリも「上品なオースティン・パワーズ」といえばいいか。

「ビバリーヒルズ・コップ」を彷彿とさせる。

 下品ではあるが、エログロナンセンスってほどでもない。


  実写アレルギーの方にも、安心してススメられる作品だ。

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