『イコライザー2』 粉塵爆破とはこういうものだ!

 かつての盟友を殺された元凄腕兵士が、復讐に立ち上がる。


 前作で主人公はホームセンターの店員だったが、今はタクシードライバーで生計を立てている。


 そんなとき、同じ組織に所属していた仲間が、謎の死を遂げた。

 警察は自殺と見ている。

 が、現場の状況から見ても、そうは思えない。


 警察関係者の友人を当たって、捜査を依頼する。

 だが、その友人さえ殺害されてしまった。

 おまけに、加害者の強盗犯は爆死。


 強盗殺人と思われた事件だったが、真相は?

 

 本作は、『タクシードライバー』や『ダーティハリー』シリーズのような、

「ヴィジランテ(私刑・復讐もの)映画」

 として不動の地位を得ている。


 いわゆる

「ナメてた冴えないおっさんが、実は凄腕だった」

 系の映画だ。


 主人公の無双っぷりは、見ていて気持ちがいい。


 冒頭から、元妻から自分の子どもをさらった男を追跡し、子どもを連れ戻す。


 客が強姦被害者と見抜き、代金支払者である強姦犯のホテルに駆け込み、複数の相手を3分で瞬殺。


 隣人の息子がギャングとつるんでると知るや、おせっかいでカチコミを入れて連れ帰り、厚生させる。


 おまけに最終決戦では、嵐の中でガチの粉塵爆発を起こす。


 今回は、そんな無敵の彼を作り上げた過去を思い起こさせる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る