『DB超 ブロリー』 毒親との関係性がメイン

 ベジータより強いコトが分かったブロリーは、辺境の星に飛ばされる。

 復讐の鬼になった父パラガスの鬼コーチングで、「大猿の力を変身せずに使える」能力を獲得。


 フリーザに拾われて、DBの保護・地球サイヤ人の抹殺を依頼される。



 だが、ブロリーは「破壊神ビルスに届く」程の怪物に!



 久々のバーダック!

 ギネという悟空の母親の存在も確認できる。

 ただし、ゲーム版に出ており、2014年のおまけマンガ初出らしい。


 また、兄ラディッツの幼少時代まで。中の人の演技からして、まんまピラフにしか聞こえないが。



 ブロリー初登場回の『燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦』と比較してみた。


 ブロリーの過去のストーリーがメイン。

 元の星に友だちがいたり、水を飲んだことすらなかったりと、過去作より人間らしく、パラガスとの関係性も重い。

「実は仲間思いの心優しい奴」という設定が全面に押し出されている。


 また、悟空の鳴き声に怯えて悟空を超えるという執着心に駆られていた。


 今作では、生体カプセルが近かったのがベジータの方になっている。「ベジータより強い」と診断され、嫉妬に駆られた王によって追放される。


 悟空ことカカロットのカプセルは、バーダックの実家にある。


 よって、前作のような「悟空との因縁」もない。



 前作は、サイヤ人総出で戦ってもブロリーに手も足も出ず、圧倒的絶望感満載だった。

 今作はゴッドやフュージョン等を駆使して、互角並に戦っている。

 だが、ブロリーの成長速度が速すぎて、恐ろしい戦闘マシーンになっていく。

 しぶとさは、前作以上かも知れない。

 


 また、あそこまで性格がねじ曲がったのは「毒親のせい」と、やたら強調していた。


 ただ、前作は自分を見捨てようとしたパラガスを、自分の手で殺害した。


 今作は、フリーザが「ブロリーを超サイヤ人にするため」パラガスを殺す。


 この辺のシナリオ改変によって、

「ブロリーってオヤジが死んだくらいでキレるか?」

 と疑問に思わせてしまうが。

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