『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』 お前を消す方法
ペニーワイズを殺す方法が見つかった!
今度こそブッ殺そうぜ!
前作から27年後、2016年という設定の話。
ペニーワイズが復活し、また子どもが犠牲になっていた。
ずっとデリーで暮らしていた友人が、「ピエロを殺す方法」を探し、ようやく答えに行き着く。
殺すには、過去の友人たちを集め、思い出の品と決別しなければならない。
だが、せっかくの同窓会に、メンバーが一人だけ足りない。
ヒロインが友人に電話をすると、妻が出た。
「夫は自殺した」と聞かされる……。
ホラー映画でも異例の「超常の存在を殺す」という展開になっていく。
「えー、それおもんなくなる展開にならへんの?」
という不安も、スティーブン・キングにかかれば杞憂に終わる。
相変わらず怖いし、相変わらずピエロはしぶとい。
また、「IT」シリーズはホラーでありつつ、同キング作のスタンドバイミーのような「成長」を描いている。
今回の登場人物たちはみんな大人になっているので、理屈っぽくなっていたり、割り切った性格になっていたりする。
だが、根っこの部分は変わっていない。
みんな不安である。
不安の対象が、恐怖から家のローンになる程度だが。
また、本作には監督たっての希望でキング自らが質屋の主人役で登場している。
キングは「オレが出ると売れへん」というジンクスを抱えていた。
だが、「今作で塗り替えようぜ」と説得され、撮影に臨んだという。
キングもまた、成長したのだ。
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