創作に役立たない、「映画の感想」

『ＤＢＺ 復活のF』 ガッちゃんがいるなら食ってもらえよ

　ピラフ大王が呼び出した神龍が、フリーザ復活に利用された。

　地獄より呼び出されたフリーザは、修行を開始。

　十分なトレーニングを終えて、地球へと降り立った。

　天津飯やクリリンは、フリーザの配下を倒す。

　悟飯やピッコロの動きがやや鈍いと思った。

　殺さずに戦っていたのか。

　そりゃあ、やりづらいだろう。

　今回の映画は、久々に亀仙人が参戦しているのがポイントか。

　フリーザの戦闘員はラディッツより強いはずだから、まるでかなわないと思ったが。

　部下のふがいなさに、フリーザがいよいよ参戦。

　優位に立っていたＺ戦士たちをあっさり撃破した。

　瞬間移動で悟空とベジータが、修行から帰還。

　フリーザは超サイヤ人の上位互換と対峙し、自らの本気を発動する。

　その名も「ゴールデンフリーザ」。

　サイヤ人とフリーザのバトルは、相変わらず作画が追いつかない。

　破壊神ビルス、ウイスは高みの見物だ。

　彼らはフリーザより力どころか立場まで上で、参戦しようともしない。

「敵より圧倒的に強い師匠がいる中で、敵と戦う」

　というシチュエーション手法は、ジャッキー香港映画でよく見られた。

　それまでフリーザは、まるで教育テレビ番組のような争いのない超平和な世界、「彼にとっての地獄」に落とされていた。

　そこに「ガッちゃん」もいた。

「今のフリーザは機械やねんから、食ってもらったら良かったのに」

　と、映画を見て思った。