『劇場版 BLAME』 縦に長い映画 

 遙か昔、都市が無限増殖し、ロボットが人類を不法入国者として襲い始めた。

 生き残った村人も、食糧難に瀕していた。

 食糧を取りに行っていた村人たちが、ロボットに襲われ、サイボーグに救助される。

 暴走した都市を阻止するため、人類とサイボーグが手を取り合う。


『シドニアの騎士』作者が描く、サイバーパンク系ポストアポカリプス。

 3Dアニメで展開される。 


 オタ界では『リアル少女終末旅行』とか言われている。

 水で増えるカロリーメイトは、現代でも羨ましい技術。

 最初は固くて食えないレゴみたいな食品なんだけど、トリセツがプリントされていて、「水に浸して膨らませてから食え」ってちゃんと表記してある。

 これはちょっと食ってみたい。


 シャキサクという名前だという。

 原作ファンの間では、「謎の擬音」として長年認識されていたらしい。

 

 中盤、メンター役として花澤香奈氏のキャラが登場する。

 ガイコツになっても、花澤香奈の存在感は薄れない。


 感想としては「縦に長い映画だな」と思った。

 登ったり降りたりの繰り返し。すぐ下は崖で、底が見えない。


 そのため、見上げたり見下ろしたりする映像が多い。

 敵も壁に沿って這い上がってきたりする。


 画面は横に広いのに、この効果は非情に面白かった。

 原作が漫画だから、この技法になったと思われる。

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