『ソーシャル・ネットワーク』 フェイスブックはエネルゴンで全部説明がつく

 フェイスブックの創始者「マーク・ザッカーバーグ」の半生。


 なのだが、この映画、まったくマーク氏を特別視しない。

 彼の悪行ぶりばかりをピックアップしているのだ。


 彼女に振られた腹いせに、学園イチの不細工を決めるサイトを作る。

 2004年にフェイスブックを立ち上がるが、元カノは無視。

「ビル・ゲイツから声かけられてへんかった?」と学友に尋ねられ、「せやで」と自慢したり。

 友人に黙ってサイトをデカくして、パクり元から訴えられる。


 とにかく、非人格者として描かれているのだ。

 めっちゃ成功しているのに、友人にまで訴えられるまで落ちぶれる。


 伝記映画とは、もうちょっと対象を美化するモノだ。

 だが、デヴィッド・フィンチャーはことごとく彼を貶めたのである。

 訴えられなかったのが不思議なほどに。


 しかも、ラストは「ざまあwww 」と言いたくなるようなオチだ。


 主人公のザッカーバーグを演じるのは、『トランスフォーマー』のウィトウィッキーだ。

 フェイスブックもエネルゴンで作ったのだろうか。


 ザッカーバーグはこの映画に対して「全部事実ではない」と言っている。

 女性関係も、パトリシア・チャンと交際していたとも。

「服装のセンスしか合ってへんし!」

 それは事実かい!

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