『ジョン・ウィック』 キアヌの師匠は千葉真一

 妻を病気で失った主人公の元に、一匹の犬が送られた。

 亡き妻からの最後の贈り物だった。

 しかし、マフィアの息子が主人公宅に押し入った。彼の車を盗み、彼の飼い犬を殺す。


 帰ってきた息子は、オヤジにボコられる。

 ボスは言う「なんてことをしたんだ! あいつは伝説の殺し屋だぞ!」


 キアヌがくっそ強い殺し屋の役で、痛快なアクションを魅せる。


 目にもとまらぬノンストップ射撃で、囲まれていても難なく相手を撃ち殺していく。それも、ものすごくテンポよく。

 クラブハウスでの銃撃戦でさえ、客に傷一つ付けずに無数の護衛を始末する。


 とはいえ、かつての同僚を見逃す慈悲の心も持っているという万能っぷり。

 このシーンだけで、彼がいかに危険な相手かが分かる。


 マフィアの息子も、ようやく相手のヤバさを知って身を隠す。


 息子の居場所を探す過程で、主人公はマフィアのボスの財産を燃やし、組織のメンツを潰す。

 もはや、主人公はマフィアとの全面抗争から逃げられなくなる。


 余談だが、キアヌはアクションを、千葉真一の映画から学んだという。

 本作を紹介する日本の番組で、キアヌは千葉本人と対面するというサプライズを受けた。

 そのときに、非常に興奮しながら、千葉がいかに素晴らしいかを、興奮気味に力説したという。

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