『ほしのこえ』 『君の名は。』と見せかけて
ロボットに載って地球外生命と戦うことになった女子高生。
地球に残った片思いの相手との関係を結ぶのは、ガラケーのメール。
だが、それも地球から離れていく度、届くのに時間が掛かり始める。
『トップをねらえ』のウラシマ効果も、こんな設定だった。
主人公は女子高生のまま、外宇宙で戦っている。
けれど、同級生は歳を取り、出産までしている。
少女は戦闘のセンスも高く、強い。だけど、普通のJKだ。
コックピットで体育座りになりながら、ポチポチガラケーを弄る。
敵が来たら、またエースパイロットとしての顔を覗かせるのだ。
このギャップ、この葛藤がまたいい。
少女のボソボソ喋る演技も相まって、切なさが倍増している。
このころから『君の名は。』イズムみたいなものは感じていた。
思春期の感情の拾い方が巧みだな、と。
新海誠監督の強さってここかな、と思うのだ。
オレの中で、新海誠って「イースの人」みたいなイメージが強かった。
だけど、『ほしのこえ』を見て「ヤバイ」と思った。
すごい人が現れたぞと。
個人的に、新海誠監督のブレイクは嬉しく思う。
オレの勘は間違いなかったと確信できたもん。
ちなみに、DVD特典で『彼女と彼女の猫』という三分アニメがついてくる。
個人的に、こっちの方がオススメ。
アニメ版は色々と語りすぎて、ちょっと違う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます