『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 ハリウッド化したラノベ

『SD文庫のラノベが、トム・クルーズ主演で映画化!』

 の報は、ラノベワナビにとっては寝耳に水の出来事だったはず。


 国産の小説がハリウッド化すること自体が珍しいのかは知らない。

 が、よりにもよってラノベがハリウッド化するのは珍しすぎるだろう。


 だが、怖いよね。完成度的に。


『はがない』とか『チェーンソーエッジ』とか『マリみて』など、怖くて見られない作品が沢山ある。

 CSでやっていた『私の優しくない先輩』なんか、ブルーレイに焼いたきり未だに見ていない。


 あとブギー……なんだっけ?


 それはそうと、『山田ババアに花束を』ってラノベ原作だったのね。名前だけしか知らんけど。


『嘘つきみーくん』とかは見た。個人的にはまあまあ。嘘じゃないよ。


 ましてやハリウッドだ。どれだけの内容になるのか。


 英語版タイトル名は『Edge of Tomorrow』。

 ギタイの設定、死に戻りループのルールは変わらない。

 スーツがカッコいい。個人的には「鎧から勝手に稼働する重火器」のギミックは好き。オモチャっぽくて。あれくらい嘘ついてくれる方が好きかな。


 変わったのは、リタちゃんの年齢か。

 30超えとるがな。17歳やったんちゃうんか


 主人公がトムクルーズというか、日本人ではない。

 よって、「リタちゃんが梅干しを食って悶絶するシーン」がない。


 あとラストが大幅に変更されている。設定が追加されているというか。

 そのせいか、いかにもハリウッドらしい、娯楽映画となっている。

 

 原作好きからすると非難囂々だろう。

 個人的にはアリ。うまいこと料理したなとは思った。

 タイトルを変えているのも、ある意味このラストになったからなのかも。

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