『ライブテープ』 初詣の吉祥寺のギタリスト

 一発目の邦画が、まさかのカルト映画。

 しかも、ドキュメンタリーという。


 ミュージシャン前野健太が、松詣の吉祥寺の町を、ギター演奏しながら縦断するドキュメンタリー。


 武蔵野八幡宮をスタートして、最終目的地である井の頭公園のステージでバンドメンバーと合流するまでを、ほぼ無編集で上映する。

 なのに、全然退屈しない。だいたいこういう企画ってダレるのに。


 印象的なシーンは、歩道をゆっくり歩きながらギター演奏する場面。

 突然、「キキーッ!」という耳障りな音が響いた。

 後ろを走っていたママチャリが急ブレーキをかけたのである。

 運転してるおばさんの嫌っそーぉな顔ときたら。

 だが、「いや、歩道走るんはええのんかい」と、思わずツッコミを入れたくなる。


 なぜ、この映画を見ようと思ったのか。

「プライムビデオで無料だった」から。

 現時点では、既に有料化している。



◆ここからが訂正部分◆


『私は変な映画を見た2』

 にて、本作をオーケンさんが紹介していると紹介したら、違った。

「エンケン(遠藤賢司)」さんでした。

 やらかした。申し訳ないです。


 図書館で借りてきた本の知識だから、うろ覚えだった。


 情報の正確性を確かめるべく、同じ本を借りて確かめると、


「不滅の男 エンケン対日本武道館」


 という作品と勘違いしていた模様。


「エンケンさんが、観客ゼロの武道館で、ぼっちライブをする」

 というとんでもない内容だった。

 こっちもファンキーだな。

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