Act.13[卒園式]
漏れと虎彦は早く起きた。
今日は色々と変わる日だ。
今の漏れには知らない大島家のある事が起きる日でもあった。
……
園長
「只今より、風鳴保育園卒園式を挙行致します」その声で保育園の皆が起立した。
物音一つ立てず、静かに突っ立った。
……
園長
「みなさん、卒園おめでとう。これからは小学生として~頑張ってください!さようなら」
皆
「さようなら!!」
……
虎さん
「卒園おめでとう。虎彦と清行君」
清行
「ありがとうございます」
虎さん
「急にごめんね、清行君。虎彦と話し合ったんだけど―…」
え?どういうこと?まさかあのお母さんのとこへ?そんなのは絶対やだ。
虎さん
「清行君は、うちの家の近くの西村さんちに行くことになったの。だからあなたは、西村清行になるのよ」
突然のことでなにがなんだか分からなかったが、10分後にようやく分かった。
清行
「わかりました」
あっさりと返してしまったことを後悔した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます