Act.11[1月14日(百四十四日目)

漏れ「ふぁー」

いつも通りの欠伸。今日は休み。いつも通りカレンダーを見た。

あ、辰樹の誕生日。

虎彦「ふぁー。おはよー清行」

漏れ「今日、辰兄の誕生日だ」

虎彦「辰兄?」

漏れ「辰樹のこと」

虎彦「ほー、なるほど」

さてはお主、納得してないな?

漏れ「じゃ、辰兄の家行くか」

よいしょっと、布団から体を浮かして着替える。

虎彦「俺も行こー」

……

辰兄の家は虎彦の家からほど遠いとこにある辰兄の家。京慈の家の前を通りすぎる。

漏れ「やっほー、辰兄!」

辰樹「お!虎彦!!」

共ってなんだ!?

辰樹「で、今日は何の用だ?」

漏れ「誕生日おめでとう!」

辰樹「ありがとよ!で、プレゼントは?」

漏れ「えっ?」

辰樹「冗談だよ。ほんとにありがと」

??「お?辰、友達か?」

辰兄に似ている獣人は辰兄に話しかけた。

辰樹「そうなんだ!人間の方はこの前言った子」

??「おー!噂の」そして漏れを見て、「翠屋辰平だ。よろしく!」

漏れ「西村清行です。よろしくお願いします」

辰平「敬語使えるのか。偉いぞ!ガハハハハ!」

漏れは虎さんに言った事とほぼ一緒の事を言った。

辰平「そんなことが有ったのか…。安心しろ、水郷村にはそんなことはない!」

ほんとは有っちゃいけないことだと思いますがね…。

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